五日目です。 明日の夜にはバリを離れます。 

今日の予定は、前評判のとてもよかった、
M2スパに行きます。 

まずはホテルのそばのレストランで腹ごしらえを
ナシゴレンを注文したら
「お客さん、日本人ですか?
ウチには刺身も寿司もありますよ。
皆さんにご好評いただいてます。」ですと。

ふーんそうなんだ。
厨房をちょっと横目で見たら、
オバサンが野外でハエを払いながら調理。

野外でハエを追い払いながら、
寿司・・・・
なんて風流な。

ごめんなさい。
無理です。

折角ここまで無事に過ごしているのに
こんな帰国直前になって食中毒とか無理なんです。

丁重にお断りして、
ナシゴレンとビンタンを胃袋に叩き込むと

政府公認、安心のブルーバードタクシーを拾い。

「お客さん、日本人ですか?
20万ルピア(2000円ほど)でどうですか?」

「私、そんな遠く行かないのよね。
20万ルピアって高すぎでしょ。
なんでメーター使わないの?
ブルーバードなんでしょ?」

というと
渋々メーターをつけてくれた。

車が発車してから気づいた。

運転手の社員証が・・・・
ない・・・・

だまされた。

でも・・・
メーターつけてくれてるし。
大丈夫でしょ・・・

大丈夫よね・・・

5分ほど走って目的地に着きました。
そして、

15万ルピア請求されました。 

「えええええ?なんでそんなにするの?
一キロも走ってないよ??」

「メーター通りですよ?」

ええええ???

運転手と顔とメータを交互に比べ・・・

ちょっと待って。
このメーター。

ゼロが一個多い!!
詳しく言うと
枠外に手書きのゼロが一つ付いてる!!!

図解すると

日日日、日日日、日日日 ←手書き。

こうなっていたんです。
分かりにくくてすみません。

つまり本当は
15000ルピア(150円)が料金。

そりゃそうだわ。
タクシーの初乗りは6000ルピア(60円)だもの。

そう指摘して、
20000ルピア札を渡すと、
キレられた。

そして、
「釣りはないわ。
日本人のケチ!」

と罵られた。
若干納得できませんけど
そんな感じで辿り着いたM2スパ。

ちょいデブの眼鏡くんが担当。 

ちょっと、今までのスパと違って
綺麗。

マッサージは
足湯から。
デブの眼鏡くんが、跪いて足を洗ってくれます。


マッサージ

うーん
イイ!!
強すぎず
弱すぎず。
凝った筋肉に確実に当ててきます。 

アンタなかなかやるわね。
見くびってたわ。

というわけで
なかなか気持ちのいい90分でした。

マッサージの後はシャワー。
そして、ジンジャーティーのサービスもあります。

あまりの極楽体験に
眼鏡くんにチップを渡し
肩で風を切って外に出たのです。
「また来るぜ。」
と捨て台詞を残しながら。

その後、ようやくクタへ出ました。
セントロで暗くなるまでお土産を買います。

バカバカ!
私のバカ!

なぜかセントロでは全く写真を撮らなかった私。
唯一撮ったのが
これ

なんで若槻つばさいるし

そして事件は
お昼で入ったレストランで起こったのです。

お隣のテーブルに座った日本人家族。
言葉からすると北関東でしょうか?
3世帯、7-8人のグループだったんですが

オーダー
日本語。

こんな感じ

「あーすんませんけど↓(イントネーション) ビンタン貰えるかね? ビンタン。」
「Yes one Bintang?」
「はい。」

すげー
こんな南の島まで来て、
日本語で
しかもただの日本語じゃない、北関東弁で通すなんて。
Yes, no ぐらいの単語分かると思うのに
わざわざ北関東弁を通す、このストイックさ。
惚れたわ。

ウェイトレスもすげー
慣れたもんだわ。

と、この一家の一徹さに完全にやられ、
私はそのままふらふらとアビマニュ通りまで来たのです。

そして翌日夜の便で帰るので、
またバリジョーへ顔を出しました。

早い時間に着いたので
お客がいなくて、
またまた2階でスタッフと一緒に
玉子焼き弁当食べました。

オーストラリアから来たビンボーな日本人と思われたんでしょうか?
また奢ってもらいました。

バリジョーの皆さん。
ありがとうございます。
でも野菜がきゅうりだけなのは
お肌に悪いと思います。

その後12時ぐらいまで呑んで
今日はお開きです。

超泥酔したオージー女に絡まれたりしたんですが
その辺はスルーで。 

明日はいよいよ最終日。
楽しいときは本当に早く過ぎますね。

次回はもっと長く居ようと心に誓うのです。