空白の1年…プロ注目の左腕、黙々と闘志 箕面東高・浜田 | プロ野球・ドラフト候補選手動画ブログ

空白の1年…プロ注目の左腕、黙々と闘志 箕面東高・浜田

 23日に開幕するセンバツや夏の選手権には出られない。そんな状況の中でプロの世界を目指す高校生がいる。大阪・箕面東高3年の浜田一輝投手(18)。別の高校から再入学した経緯があり、日本高野連の定める規定で公式戦には出場できないが、高い目標に向かって黙々と厳しい練習を続けている。

 大阪・茨木市出身。2008年に京都翔英高に入学するも、家庭の事情で通学が困難になり、同年夏に退学。祖母の自宅が近くにあったということもあり、翌09年春に箕面東高に再入学した。

 プロ注目の左腕だ。身長180センチの体から繰り出される直球は最速145キロ。エースとして臨んだ昨夏の大阪府大会は1試合16奪三振などの活躍を見せ、公立校ながら準々決勝進出。しかし、金光大阪に1-9でコールド負け。2年生ながら“最後の夏”に幕を下ろした浜田は「負けたという現実が見えてくると、こらえきれなかった…」と当時を振り返る。

 いまでも、登板できる練習試合にはソフトバンクや広島など、プロのスカウトがやってくる。しかし、甲子園という目標がないだけにモチベーションの保ち方は難しい。それでも本人は「練習で手を抜くとスカウトの人たちにはわかるはず。自分のためにも追い込んでいかないと」と力を込め、現役メンバーに交じって練習を重ねている。

 励みになるのがこの春、育成選手として阪神に入団した同高出身の穴田真規内野手(18)の活躍だ。ともに甲子園出場を目指した級友で「一番のライバル」。いまでも週に1回は連絡を取り合うという。

 「同じ出身校同士の対戦となれば注目も集まりますよね」と、プロで穴田と対戦することを夢見る。「この一年があったから良かったと思える一年にしたい」と“空白の一年”を単なる遠回りにするつもりはない。
(産経ニュース)