“槍中秋清”率いる小劇団“暗色天幕”の八人は、旅行中、吹雪の山で道に迷い、“霧越邸”と呼ばれる洋館に保護される。
吹雪は止まず、電話は故障。
霧越邸は吹雪の山荘という密室と化した。
そこで起こる連続殺人。
童謡“雨”に見立てた殺人劇の犯人は誰か…?!


これぞ“本格”ですね。
吹雪の山荘、連続殺人、見立て、アリバイトリック。
探偵役が登場し、事件解決です。


雰囲気はおどろおどろしいです。
事件はすっきり解決ですが、終わり方には何となく余韻がありました。


ですが、本格、トリックに偏りすぎているような…。
事件は綺麗に纏まっているんですよ。
私の好みの問題でしょうが、あまりにも整然としていて、色も素っ気もないような気がします。


本格ものなので、多くを語るとネタバレしてしまいそうです。
ちなみに、犯人は当てられませんでした(^-^;
解決のくだりを読むと、きちんと読めば当てられないこともないかな、と思います。
負け惜しみかな(笑)
「重量感ある本格が読みたい」と言う方にはオススメです。