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“探偵ガリレオ”こと物理学者“湯川 学”が完璧な殺人に挑む。
発見された死体は顔が潰され、指紋も焼かれていた。近くに放置された自転車から被害者の身元が突き止められ、容疑者が絞り込まれるも、警察はそのアリバイを崩すことが出来ない。
「その容疑者が犯人ならちょっと苦労するかもしれんが…。相当な強敵だぞ」
今回は捜査協力を依頼されていない湯川だったが、容疑者の隣に大学時代の友人、天才数学者の“石神”が住んでいて、二十数年ぶりに再会する。
その日から湯川は独自に事件を追いはじめ、友人であり、刑事でもある草薙になにも言おうとはしない。
湯川がたどり着いた真実とは何か?
そして、悲しげな表情の意味は…!?


実は、映画を先に観てしまいました(^_^;)
これは、活字で読むべき作品です。
途中に大きな起伏がなく、淡々と物語が進むところが活字向き、と私は考えます。映画の淡々は飽きちゃいますよね。
でも、活字で読んだら引き込まれてしまいました。早く読んでおくんだった。悔やまれます(T-T)


今回は“理系ミステリ”ではありませんでした。
なので、「探偵はガリレオである必要はない」との声が聞かれますが、私は湯川でなければならなかったと思います。
理系人間の心がわからなければ、真実に迫れなかったのではないかと。


最近このセリフばかりですが、
「さすが東野さん!」
探偵の独壇場と思われていたシリーズをこう書くとは。参りました。
まったく底が見えません。
お釈迦様の掌の上にいる気持ちになってしまいます(笑)


殺害方法やその後のトリックは、実際にやるのは厳しいかな。
ですが、作品の中ではきっちり辻褄が合っていて、最後には「うわぁ~!」となります。
まさに、完璧な防御、論理的思考、ですね。


東野圭吾さん、最近すっかりはまってしまいました。
基本的にはハッピーエンドが好きなので、後味の良くない作品が多いのが少し辛いです。
だけど、まだまだ読んでしまうと思います。