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六人の男達は十億円の金塊を奪うために動き出した。
日常では堅気の仕事もこなしつつ泥棒家業を続けてきた『幸田』・そのかつての仲間で計画発案者の『北川』・コンピューターシステム担当の『野田』・工大の院生で何故か公安に追われている『モモ』・エレベーターのエキスパート『岸口』・北川の弟『春樹』
それぞれの過去や現在が重くのしかかるも、準備は着々と進められた。
はたして作戦は成功するのか!


大好きな作家に高村さんをあげているのに、実はデビュー作が未読でした(~_~;)


相変わらず深く深く人間が描かれています。
それはもう重過ぎるくらい…。
登場人物の心の動きがあまりにも深く描かれているため、設定自体は非日常なのに、感情が一気に流れ込んできます。


奪取計画も細かく書かれています。
緻密な情景描写で、頭の中にイメージが沸き上がりとても緊張しました。


この作品は常に緊張感が漂っている気がします。
奪取計画、実行、人物の背景、すべてにおいてです。
なので、息つく暇がありません。
これでもか! と畳み掛けられて読み終わったら放心状態になりました。


緊張感漂う“奪取モノ”が好きな方、情緒(というにはあまりにも重いですが)溢れる人間ドラマが好きな方、どちらにもオススメです。