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自分を脅していた“富岡”が殺された。
脅しに屈し、富岡に捜査情報を流していた捜査二課の“島崎”は驚愕の事実に気付く。
犯行現場で目撃された茶髪の少年は自分の息子かもしれない…。
調べるほどにそれは確信へと変わり、島崎は追い詰められていく。
共に捜査本部で事件を追っていた強行犯係の“樋口”は、島崎の異変に気付き危機感を募らせる。
犯人は誰なのか。
そして、捜査と家族の間で揺れ動く、島崎の行き着く先は…!?


家族とは何なのかという、大きなテーマのある作品です。


警察官として犯罪は許せない。
しかし、自分は大事な捜査情報を漏らし、息子は殺人を犯したかもしれない。
警察官として、なにより父親としての島崎の苦悩が、物語の中心になっています。


それを見つめる、同じく年頃の娘を持つ樋口。
父親たちの思いが胸に響きます。


子の側から、親の側からの複雑な思いが凝縮されていました。


警察小説らしく、正義とは何なのか、を説く樋口にも感動しました。


この作品はシリーズものです。
これ一作だけでも十分に楽しめますが、前二作もオススメです。
樋口の人柄で、本当に温かい気持ちになれます。