英語をしばらく勉強していなくてどこから始めていいかわからない人は、まず発音から勉強するといいです。英語の基本は、発音、単語、文法ですが、発音から始めると効率がよいです。

 

まず発音はリスニングに必要です。自分の発音できない音は聞き取れないのですが、反対にいえば、発音できるようになると、脳が発音できる音声を雑音と処理しなくなるので、リスニングにおいても音が聞き取れるようになります。

 

また、発音を習得することで単語も覚えやすくなります。特殊な訓練を受けた人以外は、情報を記憶するときには音声が伴うのですが、カタカナ発音では綴りや単語が覚えにくくなります。例えば、日本語でバスと言われる単語は、英語ではbathとbusがあります。この二つの英語を正しく発音することで、どちらの単語か区別ができます。このように発音を習得することで単語も覚えやすくなります。

 

さらに、リーディングのスピードも発音が関係しています。発音を習得した後ではリーディングのスピードが速くなったというデーターもあります。ある程度リーディングの訓練をしてもスピードが遅い場合は、発音の練習をすることでスピードが上がると思います。あと、英語はリズムも大切なのですが、研究によるとリズムを正しく読むことでもリーディングのスピードが上がるそうです。

 

発音は英語の基礎ですし、はじめからカタカナ英語で勉強してしまうと後から矯正するのに時間がかかってしまいます。まず一番初めに発音を勉強することで英語の勉強の成果が出やすくなると思います。