講演会、セミナー、パーティなどで、女性に良く聞かれます。

「先生、どんなサプリメントがアンチエイジングにいいんですか?」
「お勧めのアンチエイジング・コスメを教えて下さい」
「アンチエイジングの点滴や注射を打ちたいんですけど」などなど。。。

そんな時の私の答えは、
「何かを足すプラスのアンチエイジングではなく、まずは体に悪いものを止めていく“マイナスのアンチエイジング”の実践から始めましょう」です。

どんないいコスメを使っていても、タバコを吸っていたんじゃ意味ないです。

どんなに高いサプリメントを摂っていたとしても、ジャンクフードやインスタント食品を摂っているようじゃ本末転倒です。

どんなにアンチエイジングに効く注射を打っても、昼夜逆転、エアコン漬けの生活では効き目も半減です。

現代のように保存のための加工技術がなかった昔、流通が今ほど発達していなかった昔を考えてみて下さい。食材は自給自足に近い形で手に入れ、獲れたてのものをすぐに調理してその場で食するのが当たり前でした。ということは、食材そのものもわかっているし、最終的に口に入るものも何で出来ていて何が入っているかもわかっているわけです。

ところが、現在はどうでしょう?食材がどこでどのように作られたものかもわかりません。産地偽装などということもありましたね。加工食品、冷凍商品、コンビニ弁当やお惣菜、ファストフードのハンバーガーやフライドチキン、これらの食品には色々な添加物が使われています。食品を加工しやすくする。保存性を高める。色や風味を付け美味しそうにみせる。できるだけローコストで美味しいと感じさせる。

食品添加物は食品を大量生産し流通に乗せる際には不可欠なものかもしれませんが、私たち人間の体にとっては何のメリットもありません。それどころが、健康を害し老化を促進させる可能性すらあるのです。

冷凍食品、ハム、ベーコン、魚肉練り製品、食パンや調理パン、袋入りインスタントラーメンやカップラーメン、顆粒だしやドレッシング、スナック菓子、清涼飲料水など枚挙に暇がありません。これらの食品を全然取らずに生活していくことはほとんど不可能でしょう。しかし、現実をしっかり認識して不用意にこれらのものを取らないようにする努力は必要です。

この本を読むと、如何にこの現代文明社会に、体に悪い&エイジングを加速させる食べ物が多く氾濫しているかが良くわかります。最近ではこういった情報を提供してくれる良書もたくさん出ています。一度きちんと勉強しておくと良いでしょう。