昨日は、点滴療法研究会でもお世話になっている柳澤厚生先生の提言で「国民を放射線被ばくから守る医師団(仮称)」の結成会議が開かれました。

出席された12名のドクター陣は皆、現在の我が国における放射能汚染による被ばくの問題を看過できないと考え、それぞれのスタンスで活動されています。

政府や東電がこの問題に対して、全く見て見ぬ振りをし続けてもう1年になろうとしています。

確かに医師の間でも今回の放射線被ばくに対する考え方には温度差があります。

しかし、以前本ブログでも何度も指摘したように、広島・長崎やチェルノブイリとは違うのです。そして今や、福島第一原発近辺のみの問題ではなく日本全土、いや地球規模で今回の放射性物質による環境汚染と人体への影響を皆で考えないといけないのです。



昨日の会議では、かなり衝撃的な医学的データも発表されました。今の日本は1年前とは明らかに違うんだということを改めて再認識させられました。

医師である以上、事態をより客観的に評価しつつ、将来的に起こりうる医学的事象を冷静に予見しそれに対する最善策を今から講じて行かねばなりません。