1月のブログでちょこっとご紹介した「いいね365」のダイアリーが完成しました。

日々の生活の中で、いいことだけを見つけて書き記していく日記帳。。。



見開きは、こんな感じ↑1週間分の書き込み欄と右ページ右下には、このプロジェクトに賛同した66名の方々からのポジティブメッセージが書かれています。

そんなに書くスペースはありません。その日にあったいいことだけを書いていきます。あるいは、先にある楽しみな予定とかは予め書いておいても良い。

元々の発案者は私の作詞の師匠である森浩美先生(SMAPの「オリジナルスマイル」、「青いイナズマ」、Kinki Kids 「愛されるより愛したい」の作詞家)。

以下は、(森先生が)発案に至った経緯です。

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元々の発想は…僕は3年前からふたつの手帳を持っています。ひとつは通常のスケジュール帳、もうひとつは「いいことだけ」を書き込む手帳です。ここに至ったのは「ああ、オレの一年ロクなことがなかった」と思った年がありまして嫌になったんです。が、すぐ「ちょっと待てよ、ホントにそうだろうか? 検証もせずにそう結論を出すのはよくないな」ということで、その翌年から、もうひとつ手帳を用意し、自分が楽しかったこと、嬉しかったこと…と思えた事柄を書き記したのです。

どう
ってことのないことなんてす。例えば「温泉に行った」「映画を見た」「誰々と食事した」「整体に行った」などなどです。すると、一年たってみると、1/3くらいはいいことで埋まったのです。で、「まあ、これくらいいいことがあれば満更悪いとは言えないか」と納得し、以後、継続してきました。
 
「言霊」というのがあるなら「文霊」があってもいい。そういう
楽しいことの積み重なりはしあわせを呼ぶだろう。

ならば、いいことだけを書く専用の手帳というか日記帳のようなものがあってもよいのではないか。勿論、いろんな手帳が出回っているので代用は可能です。でも、専用ならもっといいなあ。じゃあ、作るというのはどうだろう。

でも、何か特色を出したい。で、ひらめいたのが、親しくしている友人、特に考えの近い、かつバランス感覚のよい友人の力を借りて作るのはどうだろう、と。

見開き2ページに一週間の構成を予定。その一週間毎に、メーッセージを入れたらいいのでは。日めくり名言カレンダー?ノリですかね。

この言い方が正しいかどうかは分かりませんが、社会的に地位があり、成功者であり、かつ特色のある職業の人に、ご自身の仕事を通じて、というかラフに言うと、ひっかけた・もじった、ポジティブなメッセージを載せることができれば、特徴となりはしないだろうか。しかも、芸能人とかではなく、もっと身近な成功者の言葉。そういう方が響くのでないかと思うのです。

利益を上げられるようになれば、それを、主に子どもたちを支援する活動に寄付や援助するということも考えています。この輪が大きく広がり、多くの利益がでるようになれば、当然、支援の額も大きくなります。日本では難しいことなのかもしれませんが、米国の基金団体のように育ったらいいなあ、と夢のようなことを目標にします。

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そんな素敵な発案から生まれた素晴らしい日記帳がついに完成したのです!

生きていれば、いいこともあれば、嫌なこともある。そう、人生楽ありゃ苦もあるさ!ドン底と思えるそんな時でも、道ばたに咲くキレイな花を見つけることが出来るはず。

アンチエイジング医学において、百寿者の方々にはポジティブシンキングが多いというデータもあります。笑いが免疫力を上げることも医学的に実証されています。

自分自身、この日記でより一層アンチエイジングな生活を生きて行こうと思っています。

と、同時に、私のクリニックのがんと闘う患者さんにも使っていただきたいなと。

がんになってしまったことによる精神的な苦痛、抗がん剤治療における肉体的なダメージ、予後に対する不安や死を身近に感じることによる恐怖や絶望感…

本来なら少しでも免疫力を上げて、がんと闘える身体にしなければならないのに、これではいけません。

私はこれまで、がん患者さんに「一日一回、何でもいいから大笑いして下さいね」と言ってきました。

これからは、この日記を手渡してあげたいなと思っています。

私と同世代の乳がんの患者さんに早速プレゼントさせていただきました(ご本人様のご了解の下、掲載させていただいています)