この世の中、インフレです。

インフレとは、ぶっちゃけ物の値段が上昇する事です。特に、ここ数ヶ月の値段の上昇は今までになかったくらい急カーブを描いており、定年を数年後に控えたアラカンは自分の老い先をイメージして、ちょっと顔にスダレが掛かってます。

 

昨日訪れたスーパーでは、いつもハムを購入するカウンターのアンティが「ラーイ(いらっしゃいの意味)。今日はどうする?」ってレギュラーの私に呼びかけるので「今日は買わない」って言ったら、「皆、財布の紐締めてるね〜」って苦笑いしてた。

 

そう言ったって、ここ数ヶ月で30〜40%食糧の値段が上がってるのだ。普通、怖気付くだろうえー。卵とか野菜、フルーツ、魚介の値段の上がりっぷりが凄い。いつも買うチーズとか40%近く上昇アップ。パンは種類が少なくなった。

 

なので、スーパーでは、眉間に皺を寄せながら一つ一つ値段を吟味する。昨日も、スナック用のチーズの値段をチェックしてたら、隣でも同じようなアンティが数人いた。隣にいたアンティが「そのオーストラリアのやつ、2ドルも高くなってるよ!」と教えてくれた。私も「そうだよね〜。あのスライスチーズも値段上がったし」と話したら、周りのアンティ達が一斉に同意。「あれが高い」「これが高くなった」と臨時で情報交換笑い泣き滝汗。生のお役立ち情報を耳をダンボにして聞いていると、何処か遠くから甲高い日本語が聞こえてきた。

 

姿は見えないけれど、日本人女性特有の甲高い声。

そして日本語で「シンガポールって何でも安ーい!」と聞こえてきた。驚き 

私はギョッとした。その方には全く罪はない。が、物価が急上昇して神経質になってるアンティ達の頭上に「安ーい!」って!!!

私は顔が引き攣った滝汗

 

ここで言っとくけど、簡単な日本語の単語なら理解出来るシンガポール人は沢山いる。私でさえ「安い」の単語だけなら6ヶ国語くらい理解できる。

 

案の定、そこにいた数人のアンティは「チッ」と舌打ちをした笑い泣き滝汗。私は居た堪れなくなり小さく「Sorry」と、見知らぬ日本人の声の乱入をあやまった。皆さんが「あんたのせいじゃない」と言ってくれて助かった。

 

 

ただ、こういう事はよくあって、日本に駐在してるシンガポール人に数日前に会った時に話してくれたエピソードは真逆のケース。

 

その友人は、シンガポールに里帰り前、日本円が今安い為「お買い得!」と、ある有名ブランドにバッグを買いに行ったそうだ。その、あまりのお買い得感に興奮した彼女は、その場でシンガポールの親戚縁者に電話をかけまくり「日本は今安い!」を連発したらしい。そして、ハッと気がつくと周りの日本人女性が彼女を怖い目で睨んでいたそうだ笑い泣き。その日本人の方はお連れさんに「日本円が安くて変な外人がブランドバッグを買い漁って嫌だ」と日本語で仰ったらしい笑い泣き

 

興奮しちゃった知り合いは自業自得だけど、「円高ドル安」で海外で買い物しまくってた日本人が言う台詞でもないよな、、と、その台詞を吐いた女性にも「どの口が言う?」と思ってしまった笑い泣き

 

とりあえず、「安い」を言う際は、安全のため、国とインフレ率を確かめてから口にしましょう笑い泣き

 

 

 

 

 

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