パンデミック以来、家から仕事をしている夫。最近、うんざりしている。アラカンともなると年齢的にも管理職なので、夫は仕事モードから頭を切り替えられず、家でも仕事中は管理職ヅラをする。正直、うざい、、。

 

が、現在、家の経費全般は夫の収入から出ている。つまり、夫は我が家のライフライン。まだまだ元気に働いてもらわなければ(私が)困る。なので、初老の男の「あの」アップダウンの激しい気分のハンドリングに私は慎重に従事しているのだが、最近、玉砕して、反対に彼の「ネガティブな気分」に手が付けられなくなることが多い。

 

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今日、夫は久しぶりに職場へ行った。私は一人キッチンでランチを食べながら考える。

(朝食みたいなのが好きなのです)

 

 

まあ、男60近くにもなれば人生の終盤に雪崩れ込む時期でもある。

女の私でさえ、キャリアやスキルなど人生の様々な過去の選択に「失敗したな〜」とがっくり首を垂れる事が多い今日この頃なのだから、男性の夫にしてみたら、キャリアや職場に加えて、伴侶やお金、家族、、などなど、、、人生の選択、後悔山盛りだと思う。(伴侶の点については申し訳ないと思うと同時に、彼の自業自得だとも思っている笑笑)。

 

特に、我々の年齢は新卒の就職時にはまだアナログ時代で、この20年くらいで仕事全般全てがデジタル化しちゃった年代である。IT革命ね。正直、我々の仕事における経験値なんて今現在の30代40代にとってはクソである。で、現代の職場では我々は役立たず。それがわかっているからアラカンのおじさん・おばさんは非常に落ち込む。(あくまでも職場でのことであって、ネットでショッピングとかオンラインバンキングとか予約やキャンセルなど、日常のデジタル作業は全くもって問題なくこなせます。はい。)

 

で、IT化によって便利になり、個人個人が輝ける時代になったはずなのに、最近、世間は時代に逆行してだんだん物騒になってきてる。世界情勢もだけど、身近ではシンガポールでも、今まで聞いたこともない物騒な事件が毎日ニュースを賑わす。

 

そして、昨日、シンガポールの新聞が「日本の地震」の速報を流した記事のコメント欄に「地震は日本の自業自得」というローカルの書き込みがあって、それに一番多くの「いいね」がつき、笑いをとるコメントも多くあり、他は全部「ご愁傷さんっ!」のマーク、あれだけの量のコメントに「不謹慎ではないか?」と書いてた人が一人だけだったのには正直がっくり来た笑い泣き。(これは日本がどうのって訳ではなく、シンガポールの若者の他国に対する無関心の表れだと思ってます

 

時代は流れ、国の方針も人も変わる。でも、いい方向の変化は嬉しいが、悪い方向の変化は「我々、何をやってきたんだろう?」ってガックシくる、、って言いたかったおばさんのランチタイムでした。あー、外出て気分転換しよう。

 

 

 

 

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