前回書いたブログ↓に、

 

Kihoさんからコメントを頂いた。(kihoさん、ありがとうございました。)彼女へ返信を書きながら、もしかすると、数十年前、世界中をざわつかせた「この事件」を知らない方も多いかもしれないと思い、返信に捕捉を加えて書くことにした。

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シンガポールと聞いて「マリナベイサンズ」「クレイジーリッチ」のイメージを持つ人は多いと思う。メディアが作り上げたイメージ: リッチでキラキラした成功者の国シンガポール🇸🇬。私も日頃はいちいち説明するのが「めんどくさい」ので「クレイジーリッチ」を多用させて頂いている笑い泣きデレデレ
 
が、実際のシンガポールという国自体は、↑のイメージからは、かけ離れている。
 
一番いい例が、1994年に起きた「マイケルフェイ事件」だ。
この事件は、1993年、路上駐車された車や道路標識に破損行為を行った米国籍のティーンエイジャー:マイケルフェイが逮捕され、その刑罰が「鞭打ち」だったため、シンガポールは、西欧諸国から「野蛮な刑罰」として猛バッシングを受けた。

その時に、全ての批判の矢面に立ったのが、時の在米シンガポール大使であった: (後の)ナザン大統領。
彼はCNNやBBCで、米メディアや人権擁護団体と生放送で激しいディベートを行い、西側諸国からの猛批判を一蹴。マイケルフェイは、1994年に求刑通り6回の鞭打ち刑に服した。
 
この事件は、求刑が「鞭打ち」という超古典的な方法だったのと、マイケルフェイが「米国籍で18歳」というティーンだったため、西欧諸国に「シンガポールは先進国なのに野蛮な国」という批判的な印象を与えた。
が、シンガポールが、欧米諸国からの批判に対して、凛とした態度で一歩も譲らなかったことでも有名になった。
 
シンガポール建国の父である: リークアンユー上級相は、この時、オーストラリア訪問中で、メディアにマイケルフェイ事件について、こうコメントしている。
 
野蛮な刑罰というなら、青年(子供)をシンガポールに連れて来ないで欲しい。
連れてくるなら「罪を犯せば厳しい罰則がある」ということを、親は青年(子供)に教えてからにして欲しい。
元々が弁護士であるリー上級相、、、
①刑罰は国籍や年齢(つまり人権)とは別問題であること、②モラル(道徳/倫理)は親が子に教えるものである、、という単純明快なビジョンを持っていたように思えます。(個人的な感想です。)
 
 
日本のメディアは、シンガポールに「チャラいイメージ」を推してますが笑い泣き、このエピソードにもあるように、シンガポールは本来「質実剛健」な本質を持ってます。(もちろん、国民全員が品行方正とは申しませんが、、笑い泣き笑い泣き。)
 
先月、移民が大流行り、、という記事も書きましたが:
例えば、アジア人の家庭は、ほとんどが靴を脱いで屋内に入ります。欧米は靴履いたままの家が多いです。
訪問者は、訪問先の家のルールに沿って靴を脱いだり、履いたりしますよね?
訪問者が自分のやり方を押し通せば、訪問先は、叱責したり、拒絶したりするでしょう?これは、国でも同じことですよね?
 
滞在する国のルールや習慣を引っ越す前に予習して、出発前に家族で話し合うって言うことも、移住や赴任には欠かせない作業かと思われます。家族の団欒が盛り上がりますよ〜。
 
今日は、おばさんの独り言でした。

追記: シンガポールに興味にある方は、(かなり手応えありますが)↓の書物を読んでみたら如何でしょう?目線がかなり変わること請け合います笑い泣き
 
 
 
 
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