アラビア語を操る日本人から、よくこんな話を聞く・・。

「アラビア語を喋るエリアの人たち・・・(大雑把に・・アラビア半島・ペルシャ湾周辺・紅海周辺・北アフリカ周辺の人たち)が日本を訪れると朝食で食べれるものがないって嘆くんだよ・・・。」

 

多分、中東やエジプトを含む北アフリカ、イランやイラク、トルコ周辺に駐在した経験者は、この嘆きの意味が理解できると思う。

 

中東や北アフリカのホテルの朝食ブッフェを除くと結構定番のものが並んでいる・・。

 

発酵してない平べったいアラブのパン、新鮮なサラダ野菜、ヨーグルト、チーズ、ハムやソーセージ、ジャム・バター・はちみつ、豆・茄子・ゴマなどのペースト、フルーツ・・それにフルーツジュースやコーヒー、紅茶などである。

 

文字で見た場合、日本のホテルで並ぶ朝食のブッフェの内容となんら変わらないような気がするでしょ?

でも、日本の朝食のそれとアラブの朝食のそれとは全く別物なのです。

 

そして、日本人がコーヒーやバター、トーストの焼き方、卵の茹で加減や焼き方などにこだわるように、中東エリアの人たちにも朝食には彼らなりのこだわりがあります。

 

本日は、その中でもアラブ人が超こだわるチーズをご紹介・・。

アラブでチーズと言えば、大雑把にラブネー・白チーズ・ハードタイプのチーズに分かれます。

 

(1)まずは、LABNEH(ラブネー)

ぶっちゃけ、クリームチーズです。が、日本で販売されているフィラXXXのようにステレオタイプではなく、ご覧のように種類が多い。

原産国(トルコ・シリア・エジプト・サウジなど・・)により、味(酸味や塩加減)も違うし、テクスチャーも違う。同じラブネーでも日によっては味が変わる時もあります。(多分、発酵の違いのせい)。値段もピンからキリまで。酸味が嫌いな人のためにブレックファーストクリームという生クリームもここで販売されてます。

因みに、私は、酸味が少々のラブネーにレバノンやパレスチナのハーブミックスをふりかけてオリーブオイルでアラブパンを食べるのが昼食の定番です。

 

(2)白チーズ

日本で知名度がある白チーズはイタリアのモッツアレラやギリシャのフェタかな?

発酵が比較的短く、白くて柔らかい(またはボソッとした感触)チーズ。一般的にはアペタイザーで、切って野菜やフルーツ・ナッツなどと食べます。また、サラダやパスタと混ぜたり、ムサカなどのオーブン料理にも利用されます。

私の好みはトルコの白チーズ。他のと比べて、比較的塩辛くないお味ドキドキ

 

(3)ハードチーズ

これは、発酵時間が長いチーズです。朝食ブッフェでも・・英国産チェダー(白とオレンジ)、オランダ産ゴーダやエダム、フランス産エメンタールは定番です。その他、エジプトのハードタイプチーズも人気があります。

 

チーズは、アラブの朝食には必需品。

どれも、(発酵時間は違うものの)牛乳と酢と塩のシンプルな発酵食品です。

日本でも、簡単に手に入るようになればいいなぁ〜・・と思うのですが、湿度が高いから作るのが難しいのかなぁ?

 

今日は、ここまでラブラブ 

読んでいただき、ありがとうございますおねがい

 

 

 

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