今年のラマダンも後半に突入しました。

前回も書きましたが、ここサウジでは、我々非イスラム教徒が考えるほどラマダンに悲壮さは感じません。

というより、反対にラマダンを楽しみにしている人の方が多いと肌で感じます。

 

ラダマン中は日の出から日没まで断食しますが、断食を解く日没後の最初の食事をイフタールと言います。

そして、この期間中、ムスリムの人々の一番の関心ごとはイフタールといっても過言ではありません。

みなさん、それほどイフタールを、それはそれは楽しみにしています。

 

なぜでしょう?

まず、このイフタール、親戚縁者、友人、仕事関係者、ご近所さん、などなど、ありとあらゆる人たちと誘い合って食卓を囲みます。非イスラム教徒の我々ですら、最低週3くらいイフタールに御誘いいただきます。昨夜も、ご近所のホームディナーに参加させていただきました。明日は、夫の取引先の方からのお誘いがあります。毎日が「食事会」、それも、ご無沙汰している人たちとも会える絶好のチャンスなのです。

 

そして、このイフタールには「ごちそう」が並びます。ホテルやレストランでは”イフタールメニュー”が提供されます。日本で言えばクリスマスの特別ブッフェのごとく、力の入った豪華(でハイカロリー)な食事がてんこ盛り。

 

外食でのイフタールは、ほとんどがブッフェ方式でピンはお一人様SAR350(約1万円)くらい、キリでもSAR150(四千五百円)くらいはします、、、が、どこも連日超満員御礼状態です。

 

 

 

 

ただし、この外食でのイフタールには注意が必要です。

というのも、食事が提供される時間が日没から夜20時すぎくらいまでです。

つまり、日没から1時間半ないし2時間でイフタール用の食事のサービスは終了しちゃいます。

 

最初にこれを経験した時はショックでした。

日没より30分くらいすぎて到着し、まずはブッフェテーブルを物色。その後サラダからとって食べ始めたところ、周りの人たちがどんどん支払い済ませて席を立って行きます。”せっかちな人たちだな〜”と呑気に思っていたところ、サービス終了(笑)。ブッフェテーブルの皿には冷えた肉数個が残っていただけでした(爆笑)。イフタールへ行く場合には、必ず日没より前に席につき、狙いは定めておきましょう。

 

 

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