サウジに赴任する直前、以前サウジに駐在されていた方とお話をする機会がありました。その時、その方がサウジの車事情についてとても意味深なアドバイスをされ、諸外国とは異なるサウジの車事情に、主人は豆鉄砲(古い!)を食らったような顔になりました。

 

その方のアドバイスとは:

「サウジで車を買う予定なら、色は絶対”白”にすべきだ。」

主人:「はぁ?なんで?」

 

そうなんです。

四駆を買え!でも、メーカーの指定でもなく、もちろん、お薦めのディーラーでもなく・・その方のアドバイスは”色”、それも”白”!

 

主人が絶句したままだったので、その方は主人が白が嫌い・・と思われたのか、「白が嫌なら譲歩してシルバーだな・・。」と続けられました。

 

その時は、意味が分からなかったのですが、住み始めてから道路へ出る機会が増えてきて、事情が飲み込めました。

 

理由は、

1)強い太陽光線で、濃い色の車は熱を吸収して車内が暑くなりやすい為、熱を反射する白が好まれる。

2)ディーラーに好みの車種を伝えると、必ず(!)白かシルバーなら二・三日で用意できるが、他の色なら数ヶ月かかる・・と言われる。実際、その人は紅のボディーを買った為に3ヶ月待った。

3)これが一番重要。白以外は買い手がつきにくい。そのため、サウジを離れる時、なかなか買い手がつかず最終的に大幅な値引きをするようになる・・とのことでした。

 

つまり、炎天下でも最小限の熱吸収。購入時には、時間の無駄なく支払った後すぐに車が手元に届き、売りに出せば、間髪入れず売値で買い手がつくから・・という理由からでした。

 

リヤドの道路風景は↓こんな感じ:

 

この写真からでも、この車社会のサウジで、どれだけ白い車が多いかわかっていただけるかと(笑)。

 

あ、でも、主人は車両は渋い色が大好きなので、アドバイスを無視してカーキグリーンを買っちゃいましたけどね(爆笑)。理由は、白だと汚れが目立つから・・って、おい(!)。ちゃんと毎日洗車してよ。サウジの人たちは、色や車種以前に、車の汚れを嫌うのだそう。

 

そういや、砂漠の国なのに、白い車体はどれもピカピカに輝いております。

 

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