「”彼”が来るらしい・・。」という噂を聞いたのが2週間前・・。

 

ただでさえ交通事情がいいとは言えないリヤド。

特に、ここリヤドでは、普段からRoyal Crossingと言われる王族が車移動するときには車の通行止が度々行われる。

 

そこに米国大統領並みのVIP+サウジサミットに参加する各国首脳たちが来るとなると・・我々住民は外出できるのかどうか、どの道路がいつ封鎖されるのか、そのスケジュールを血眼で探すことになる。

我コンパウンドの住民も、”彼”がいつ到着するのか?どのくらい滞在するのか?どこに足を運ぶのか?予想と情報交換に余念がなかった2週間だった。

 

結局、皆が予想していた金曜日には到着せず、昨日土曜日に米国のトランプ大統領御一行様が無事リヤドに到着された。今日はアラブサミットとかで、この周辺諸国の首脳たちもリヤドに来ているらしく、外出しようものなら気温40度以上の炎天下、交通渋滞に巻き込まれるのは必須。うちのコンパウンドは、今朝のお買い物用バスの運行を中止した。賢い選択だと思う。

 

多分、テレビでご覧になっている方も多いと思うが、今回のサウジ側のトランプ大統領の歓迎は最大級及び豪華絢爛。サルマン国王御自から空港で出迎え。各テレビ局でさえ「今までにない・・!最大級の・・!」と連呼していた。

 

彼らが通過する道路には:

友好の国旗がはためき、道端には花が植えられ、

頭上には顔写真:(表記は)「我々は共に勝つ!」

 

歓迎の”剣の舞”では:

トランプさんの左側二人目:サルマン国王も踊って歓迎・・。

サウジアラビアのトランプさんへの期待がどれだけ大きいか象徴するような歓迎ぶり。

 

でも、メディアのもっぱらの関心は女性二人。

ファーストレディのメラニア夫人、そして、やり手の御令嬢イヴァンカさん。

 

昨日の中東ツイッターのトップは、やはりこのお二人だったそうで・・、

いきなり、書かれました・・

「スカーフ被ってない!」

でも、よく読むと・・二年前にオバマ前大統領夫人ミシェルさんがサウジを訪問された時、トランプさんがスカーフを被っていなかったミシェル夫人を非難されたのだとか・・。で、今回、奥方と娘さんのスカーフ着用が注目されたのですが、女性二人はスカーフなし・・。

ま、「外国人」はスカーフ着用は免除されているので、トランプさん、二年前はそれを知らなかったんじゃない?個人的には、メディアが騒ぎすぎのような気がします。

 

それよりも、注目したのが、彼女たちの服装:

(スカーフないって記事だけどさ・・↓)

 

まずはメラニア夫人。モデルさんだけあって、アバヤを最大限に意識したワイドパンツドレス。やっぱり服の選択上手だな。

アバヤは、色は黒、肌見せ禁止=デコルテや腕、足はカバー、体の線を隠す・・が基本なのだそうで、メラニアさん、そのタブーを最大限に考慮したドレス選び( ̄▽ ̄)。

 

ただし、アバヤの装飾は最小限と決められているのですが、首元のスリットとゴールドのアクセントは◎として、ゴールドのベルトで冒険してます∑(゚Д゚)。

でも、彼女のベルトを見て、真似をしてビッグベルトをアバヤの上から装着する女性は増えるかもね?

 

お次は:

 

イヴァンカさん。この方も大方のアバヤルールを守った上で、

黒地に白とバーガンディの大柄。(この一年くらい、このような大柄のアバヤがリヤドでは流行してます)。腰に柄のアクセントを入れベルトの代わりにし、マキシスカート。彼女の場合、メラニア夫人が手首を見せているのに対し、ギリギリまで絞った手の甲までの長〜い袖で細い腕を強調、(ウエストも相当絞ってるけどね・・)。

冒険しまくってますな〜(*≧m≦*)ププッ。

そしてイヴァンカさんの大冒険はアンクル、足首を最大限に見せてます。背が高く見えて、すっきりー・・でも冒険(^◇^)

 

まあ、お二人共、この服装がサウジの女性の服装規制への最大限の譲歩だったのかと(T▽T;)

 

さてさて、これを真似てアバヤをドレス風の細身にしたり(ただしスタイル良くないと出来ない芸当だけどね・・)、太くて派手なベルトをアバヤの上から巻いたり、足首を出すサウジ女性が出現するのか?

 

一滞在者の外国人としてはアバヤの将来に興味がつきません。

 

おまけ:イヴァンカさんの写真が中東で炎上している理由・・それは、彼らの後ろに写っているヴィトンの鞄を持った赤いネクタイの男性。アラブ女性のハート鷲掴みで、人気急上昇なんですって〜(爆笑)。

 

 

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