おおたかの森で地元の友達とナイトショーで見たのですが
とりあえず、何が凄いかってメイキング見てたから知ってるけどCGを極力使わない映像には驚かされる
スローモーションで動くってのはマトリックスから使われてる手法だけど、それをCGでなくスパースローモーションカメラとかで撮っているだろう点
次に、音楽と効果音 緊張感や動きを表す音楽や効果音が映像とマッチしていて引き込まれる
なによりいいのがストーリー性だ
物語の中では複数の時間軸で描かれているのだが、見る側を退屈させずに最後まで時間を気にすることなく見れた
話も濃くて考えさせるモノがある
伏線の回収の仕方もうまい そして最後に疑問を少し残す当たりがにくいよね
自分が見た映画の中ではギャングオブニューヨークにつぐ、大作かも
アニメ映画は別でね
話は難しいようで見ていれば理解できる アイデアを盗むという内容より植え付けるところがメイン
ちょっくら主人公と嫁との絡みがくどいうくらいか
夢を操作して自分の世界を作る装置というのは、小学生の時に俺も想像してたわ
俺の場合は頭に付けて脳波を操作して夢をコントロールするというモノだったけど
眠りに落ちるのは睡眠薬などを使って、思いのままに自分の世界を作るってことを夢見てたw
ここからはネタバレが入るので注意!
<ラストシーンの解釈について>
この映画のテーマは「何が現実か?」ということを問うものだ
ラストでサイトーが第三層で死に、モルとコブの作った世界に落ちてくるとコブは言った みんなは各層でのキックで現実世界でも目覚めたが、サイトーとコブは目覚めない アリアドネは言った「二人は必ず戻る」と
そこでシーンが変わり、冒頭で謎だった老いたサイトーのシーンになる
現実では2秒でも第一層の夢での20秒は第二層では2分、第三層では20分になる 深い夢ではどんどん倍になり、時間が遅くなる
老いたサイトーはコブの夢の中で老いていたと思われる
サイトーの夢を守る兵士見つかけた海岸がコブとモルの作った世界の海岸に似ているからだ
しかし、サイトーは老いているがコブは若い そして、サイトーはコブのことを夢で見たことある男だと言った
俺はここがポイントだと思う この世界のサイトーはコブのことを知らない
「夢で見たことがある若い男」という発言
少し整理しよう
サイトーは第三層で死んだ(このままでは虚無に落ちる)
↓
助けるにはロバートと同じようにさらに下の階層で見つけキックで生き返らせる必要がある
↓
そのためにコブは第四層でロバートをアリアドネに託し、サイトーを待つと言い残した
たぶん、第四層の老いたサイトーはコブのことを「夢で見たことある若い男」と言った
ここで矛盾が起こる 第三層で死んだサイトーを誰がAEDで生き返らせるのか? 夢の中でその上の階層の夢(または現実)で同時にキックをしないと上の階層(または現実)には戻れない
また、コブはロバートを助けた第四層でサイトーが落ちてくると言ったが、サイトーは機械に繋がっていないからその世界には来ないのではないか
となると、コブは一度、サイトーの死んだ第三層に戻り、機械をサイトーと繋ぎ虚無の世界に落ちたサイトーを見つけ出して現実世界に戻ったという見 方も出来る(虚無の世界のサイトーに繋ぎ直し下の階層から助ければ夢で見た若い男という表現も出来る コブが若いままで上の世界に取り残されたサイトーは 老いていると考えてもおかしくはない 上の世界の方が時間の流れが早いから)
現実に戻ると機内で何事もなかったかのようになっていて、サイトーは電話をかける コブの犯罪履歴を無かったことにする為に
コブは無事アメリカに入国できて子供達に会う
ここで現実と夢とを区別するトーチカのコマをコブは取り出し回す嬉しさのあまり最後までトーチカを見続けずに子供と抱きしめあるコブ
しかし、回り続けるコマ 止まるか止まらないかで映画は終わる
コマが回り続ける世界は夢だ 子供と会えたことも夢なのかもしれない
とあるブログでここのシーンのBGMがスローだったという指摘もある
たぶん、脚本でここをわざとうやむやにしてなにが現実で何が夢か分からなくなるという不安感を観客に味わせている
エンドロールでキックを知らせる音楽の曲が流れたのも観客に現実であることを知らせるためだと思われる
他のブログでも指摘があったのだが、50年間も現実区別が付かなくなる危険な領域にコブとモルの夫婦はいて何がしたかったのかということが確かに疑問には残る
最後にまとめると、夢でも痛みを感じるとすると「あなたが今生きてる世界は本当に現実ですか?それとも夢ですか?あなたには区別が付きますか?」ということを言いたいのだろう
脚本が監督であるクリストファー・ノーランのオリジナル作品で完成度は高いが、少し詰めが甘いとこはあるな
でも、1800円払っても見る価値のある映画だ
とりあえず、何が凄いかってメイキング見てたから知ってるけどCGを極力使わない映像には驚かされる
スローモーションで動くってのはマトリックスから使われてる手法だけど、それをCGでなくスパースローモーションカメラとかで撮っているだろう点
次に、音楽と効果音 緊張感や動きを表す音楽や効果音が映像とマッチしていて引き込まれる
なによりいいのがストーリー性だ
物語の中では複数の時間軸で描かれているのだが、見る側を退屈させずに最後まで時間を気にすることなく見れた
話も濃くて考えさせるモノがある
伏線の回収の仕方もうまい そして最後に疑問を少し残す当たりがにくいよね
自分が見た映画の中ではギャングオブニューヨークにつぐ、大作かも
アニメ映画は別でね
話は難しいようで見ていれば理解できる アイデアを盗むという内容より植え付けるところがメイン
ちょっくら主人公と嫁との絡みがくどいうくらいか
夢を操作して自分の世界を作る装置というのは、小学生の時に俺も想像してたわ
俺の場合は頭に付けて脳波を操作して夢をコントロールするというモノだったけど
眠りに落ちるのは睡眠薬などを使って、思いのままに自分の世界を作るってことを夢見てたw
ここからはネタバレが入るので注意!
<ラストシーンの解釈について>
この映画のテーマは「何が現実か?」ということを問うものだ
ラストでサイトーが第三層で死に、モルとコブの作った世界に落ちてくるとコブは言った みんなは各層でのキックで現実世界でも目覚めたが、サイトーとコブは目覚めない アリアドネは言った「二人は必ず戻る」と
そこでシーンが変わり、冒頭で謎だった老いたサイトーのシーンになる
現実では2秒でも第一層の夢での20秒は第二層では2分、第三層では20分になる 深い夢ではどんどん倍になり、時間が遅くなる
老いたサイトーはコブの夢の中で老いていたと思われる
サイトーの夢を守る兵士見つかけた海岸がコブとモルの作った世界の海岸に似ているからだ
しかし、サイトーは老いているがコブは若い そして、サイトーはコブのことを夢で見たことある男だと言った
俺はここがポイントだと思う この世界のサイトーはコブのことを知らない
「夢で見たことがある若い男」という発言
少し整理しよう
サイトーは第三層で死んだ(このままでは虚無に落ちる)
↓
助けるにはロバートと同じようにさらに下の階層で見つけキックで生き返らせる必要がある
↓
そのためにコブは第四層でロバートをアリアドネに託し、サイトーを待つと言い残した
たぶん、第四層の老いたサイトーはコブのことを「夢で見たことある若い男」と言った
ここで矛盾が起こる 第三層で死んだサイトーを誰がAEDで生き返らせるのか? 夢の中でその上の階層の夢(または現実)で同時にキックをしないと上の階層(または現実)には戻れない
また、コブはロバートを助けた第四層でサイトーが落ちてくると言ったが、サイトーは機械に繋がっていないからその世界には来ないのではないか
となると、コブは一度、サイトーの死んだ第三層に戻り、機械をサイトーと繋ぎ虚無の世界に落ちたサイトーを見つけ出して現実世界に戻ったという見 方も出来る(虚無の世界のサイトーに繋ぎ直し下の階層から助ければ夢で見た若い男という表現も出来る コブが若いままで上の世界に取り残されたサイトーは 老いていると考えてもおかしくはない 上の世界の方が時間の流れが早いから)
現実に戻ると機内で何事もなかったかのようになっていて、サイトーは電話をかける コブの犯罪履歴を無かったことにする為に
コブは無事アメリカに入国できて子供達に会う
ここで現実と夢とを区別するトーチカのコマをコブは取り出し回す嬉しさのあまり最後までトーチカを見続けずに子供と抱きしめあるコブ
しかし、回り続けるコマ 止まるか止まらないかで映画は終わる
コマが回り続ける世界は夢だ 子供と会えたことも夢なのかもしれない
とあるブログでここのシーンのBGMがスローだったという指摘もある
たぶん、脚本でここをわざとうやむやにしてなにが現実で何が夢か分からなくなるという不安感を観客に味わせている
エンドロールでキックを知らせる音楽の曲が流れたのも観客に現実であることを知らせるためだと思われる
他のブログでも指摘があったのだが、50年間も現実区別が付かなくなる危険な領域にコブとモルの夫婦はいて何がしたかったのかということが確かに疑問には残る
最後にまとめると、夢でも痛みを感じるとすると「あなたが今生きてる世界は本当に現実ですか?それとも夢ですか?あなたには区別が付きますか?」ということを言いたいのだろう
脚本が監督であるクリストファー・ノーランのオリジナル作品で完成度は高いが、少し詰めが甘いとこはあるな
でも、1800円払っても見る価値のある映画だ






















