なぜだろう?

 

ベンゾの添付書類の改訂が

 

実施され

 

医師から一気断薬

 

される人が

 

増えると予想していた

 

そして

 

そう言う相談が

 

増えると思ってた

 

3ヶ月で

 

1件だけ

 

 

それよりも

 

長期型に置き換える

 

そう言われたが?

 

どう思うか?

 

そう言う話が

 

激増している

 

めっちゃ多い

 

カウントしていないが

 

感覚的には

 

足の指を足しても

 

足らないぐらい

 

 

しかも

 

置き換え対象は

 

全て同じ薬

 

メイラックス

 

 

 

医師は

 

添付文書を

 

見ていないのか?

 

この薬の営業が

 

置き換え推奨の

 

営業攻勢を

 

かけているのか?

 

まさか

 

各地の医師に

 

根拠が希薄な

 

戯れ言を

 

吹き込んでいるのか

 

不明だ

 

 

長期型への置き換えに対する

 

私の忌憚の無い意見を書く

 

否定的な意見であり

 

強烈かも知れない

 

もし

 

すでに置き換えを

 

している人は

 

ビッグベンの写真以降を

 

読むのは

 

自分の判断で

 

決めてくれ

 

 

今回は、いつもと文体の異なる記事を書きます。

 

 

ビッグベン

 

 

 

 

メイラックスへの置き換えの私見

 

 本件は完全な私見であり、それを裏付ける臨床データ、証拠など一切無い。自身の経験と減薬・断薬を目指している服薬者本人の話だけからの意見、想定、推察、仮定である。

信じる/信じないは読み手の勝手であるが、信じた上での結果責任は信じた側にあると承知置き願いたい。

 基本的にメイラックスの薬効などは考慮していない。あくまでも置き換え、そして断薬に関する件のみに集約する。

 

 

1.長期型のメリット

 

 服薬する側のメリットは、ほとんど無い。

半減期が122時間であるため、減薬時に2日~3日周期で服薬量を変えて、微妙な服薬量の増減を2日または3日程度で考えて良いと思う。後は一日ぐらい飲み忘れても、深刻な影響は少ないぐらいか?

 一方、医師側にとってメリットは大きい。短期型の場合は減薬を指示すると、早ければ翌日には騒ぎ出す。夜間にも電話がかかってくる。メイラックスならば、仮に一気断薬を指示しても3週間は何も騒がない可能性が高い。

 救急医療に精神科医も必要と、診察科をまたいだ医療体制を見当したことがあるらしが、夜間には精神科医の強力が得られず頓挫したと聞く。精神科医は夜間は緊急でも働きたくない人が多いと推察する。更にそう言う人が精神科医を選択した可能性も高いとも推察する。

 

 

2.長期型のデメリット

 

 断薬の困難さがあげられる。

半減期が122時間と5日以上である。その後も、血中濃度は急激に下がることなく、じわじわ低下する。よって、何日もに渡って服薬したものが蓄積されると推察する。

 減薬した場合、離脱症状は2~3ヶ月後が多い。どうやって減薬するのか?少し減らして4ヶ月ステイか?5%ずつなら6年8ヶ月を要する。

 

 メイラックスの添付文書によれば「蓄積性は認められなかった」とあるが、蓄積性が無いとは書いていない。単に法規的に採用された試験方法で確認する手段が無かっただけではと推察する。もし、無いなら新たなメイラックスを服薬したら、前に飲んだ成分は、飲むと同時に排出されるのか?

それでは離脱症状が2~3ヶ月後に出る説明が出来ない。

 

 離脱症状の出方もじわじわ来る。だから最初は我慢する。

我慢の期間が再服薬して元の状態に戻るかのファクターになると経験上推察する。

 短期型と中期型では再服薬して元の状態に戻る人が極稀にいるが、長期型を再服薬して元の状態に戻った人を知らない。減薬は完全一方通行に近い。

 

 

3.アシュトン・マニュアルに関して

 

 現時点でアシュトン・マニュアルに勝る断薬に関する書物を知らない。ほぼ全てを網羅している。少しずつ減薬することはアシュトン女史が最初に行ったと聞いたが、だとしたら天才だ。

 いくつか相違点はある。減薬スピードが早すぎる。これは回復施設で減薬する時のスピードではないかと思う。このスピードで減薬したら死ぬことも救急車を呼ぶことも無い、限界スピードだと言う人もいる。

 あと、短期型睡眠薬は毎日離脱を繰り返しているので一気断薬して良いとの判断。これは間違っていないか?

 

 アシュトン・マニュアルにも置き換え推奨のところがある。多剤の場合、減薬が困難だから長期型に置き換えよというような記述だと思う。長期型と言ってもジアゼパムを推奨していた。

ジアゼパムはおそらく当時英国で販売していたベンゾで一番長期型。換算値に用いられるほど古い最初の標準ベンゾで、錠剤の他に細粒もある。減薬にはもってこいだ。

 これは、長期が良いというのでは無くてジアゼパムが良いと判断している。

 

4.長期型は依存になりにくい?

 

 よく言われることがだ、アシュトン・マニュアルにはこの記述は何処にも無い。

長期型の減薬で苦しむ人は沢山居る。この人たちが依存しにくい薬剤に依存した特異な人たちとは思わない。もしろ、この長期型は依存になりにくいと言うのが間違いだと思う。

 ベンゾの場合は短期型も長期型も同じように依存になっている。

 

 おそらく医者の多くは常容量依存を知らない。私も1年前は知らなかった。

処方薬依存者とは何かと問われると、私は処方薬をラリるために大量に服薬するのがやめられない人たちだと思っていた。

 昨年10月にこう言う目的で乱用される薬が厚労省が発表した。

上位からデパス、ロヒプノール、ハルシオン、マイスリー、ベゲタミンと全て短期型だ。当たり前に様な気がする。飲んでもいつラリるか不明で、ラリったら何日もラリったまま。これでは乱用できない。

 これを依存と考えれば、長期型に依存する人はまずいないのでは?

 その考えで長期型は依存になりにくいと言われているだけで、この依存に常容量依存は含まないと考える。

 

 

5.置き換えについて

 

 全てジアゼパム換算値で記載する。連絡が来たベンゾの種類は2~5剤、服薬量は17mg~38mgだった。薬名別の量の最低は5mg。他は6.7mg以上だった。

 多剤の減薬は1種類ずつで1種類断薬するごとに一定の安定期間が必要と思われている。

そうなると断薬までの期間が比較的に長くなる。そこで、例えば20mg服薬しているなら、まるごと20mg(問題なく置き換えるため多めにすることもある)のジアゼパムに置き換えて(承認量を超えてるが)一種を確実に断薬する方法が基本と考える。

 しかし、置き換えにはリスクが伴う。置き換わらない場合がある。なので出来るだけクセの無い、標準に置き換えるのが基本と考える。

 

 一方、メイラックスはクセの有り過ぎる薬と考えている。薬効が出るのが遅いため、置き換えと言うより追加服薬になる場合が多い。しかも処方量の最大は6mgしかない。これでは、ほとんどのケースで1剤も置き換え出来ないだけでなく、他の薬を減薬する際に、6mg程度を減薬したところで、苦しむ場合が多いように思う。

 

 結局、同じ服薬量に戻るまで、有害なベンゾをより多く服薬し・・・・頻度不明と言われる重大な副作用の危険を増し、多剤が1剤増えただけになる可能性がある。

 

 

6.結論

 

 ジアゼパムやニトラゼパムへの置き換えなら理解できるが、メイラックスへの置き換えはリスクが多すぎて、私は勧めない。

 

 もし、医師達が言うことが真実で、メイラックスの大量処方が許されるなら、例えば4剤合計20mgを服薬している人が、20mgのメイラックスを追加して、安定した2週間程度の時点で、最初の4剤を一気断薬する。置き換えが出来るので離脱症状は一切出ない。

 そこで、残ったメイラックスは長期型なので依存になりにくい。まだ依存してないので一気断薬しても離脱症状は一切出ない。

 夢のような話だが、私はこれを信じない。

 

 

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