諸君、吾輩はDr. 104、
医用工学の研究をしている者だ。
ごく近い親戚に脳神経外科医と歯科医がいる。
看護師や歯科衛生士と付き合っていたこともある。
何かと医療関係とは縁が切れないのは不思議なものである。

本日午前中、昨夜から悩まされていた歯痛に我慢できなくなり
歯医者に行ってきた。
(医者に行くというのは文法的に非常に奇異な表現であり
正確には歯医者に診てもらいに歯科医院に行ったと書くべきである)

本校の健康管理センターで飛び込みOKとして紹介してもらったその歯科クリニックは、
女医(Joy)1名と歯科衛生士数名による小規模な運営であったが、
一度たりとも患者が途切れることのない様子から
待合室で数分待っている間もなかなかいい予感がしていたものだ。

女医といえば響きだけでジョイフルなわけであるが、
なんせ年齢は吾輩より20ほども上であっただろうか。
心の片隅にあった淡い下心も消え、非常に落ち着いた気分で受診することができた。

とはいえ隣の患者を治療している歯科衛生士の白衣の背中から
白または薄いベージュの下着が透けているのは決して見逃さなかったが。

話は戻ってその女医、非常にウマい。
技術の評価は吾輩には出来かねるが、
科学者であり研究者である吾輩の知的好奇心を大いに満たしてくれるほどの
問診、予測、検証、告知、治療の手順であった。

吾輩が職業欄に大学教員と書いたことも少なからず影響したかもしれないが、
何はともあれ科学的・論理的に納得できる診察と治療であり、
またその全てを、なんなら診断した根拠まで説明することも決して忘れなかった。

本来ならば不快で退屈なはずの歯医者も、
知的好奇心をかきたてる居心地のいい場所と感じたものである。
久々に「当たり」の歯科クリニックであった。

当然ながら、歯科衛生士の質(いろんな意味で)の高さも
居心地のいい要因の一つであったことは言うまでもない。

レントゲン用エプロンを吾輩に掛ける際、やや背伸びして吾輩の首の後ろに手を伸ばす様には、
男性ホルモンが湧き上がるような興奮、すなわち「萌え」を禁じ得なかったものだ。

来週の再受診が楽しみである。

それでは、ごきげんよう。