進行乳がんにおけるタモキシフェン | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
今日は女性乳がんのホルモン療法についての議論です。



ホルモン受容体は、ER(エストロゲンレセプター)とPgR(プロゲステロンレセプター)の2種類があります。



「Southwest Oncology Group(SWOG) 8228試験の研究は、PgRレベルが高いほどタモキシフェン感受性が高いことを明確にした。



免疫組織学的検査(immunohistochemistry, IHC)を用いたPgR測定により得たタモキシフェンの奏効率は、

PgR陰性腫瘍 43%

PgR中間レベル腫瘍 53%

PgR 高レベル腫瘍 64%

である。



このように明らかにPgR陰性腫瘍患者における奏効率は低いが、タモキシフェン療法が否定されるほど低いわけではない。



American Society of Clinical Oncology 2008 Educational Book , Breast Cancerより抜粋引用」




明日は、アロマターゼ阻害薬についてです。





浅間山が噴火しています。



私は軽井沢に何度か訪れたことがあり、火山博物館にも行ったことがあります。



その博物館の中でも十分に噴火の怖さを感じましたので、今回の本物の噴火は周辺の皆様がいかに怖い思いをしているかと想像すると胸がぎゅーとなります。



自然の驚異には誰も逆らうことができません。



驚異を前にしてどのようにして被害を最小限におさえるかを考えないといけません。



でも病気に関してはその驚異に負けることなく正面切って、立ち向かっていきたいものですね。





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