更年期障害の基礎知識 その3 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
今日は更年期症状発現の原因についてです。





<更年期症状発現の原因 その1>



40歳代に入ると卵巣機能は低下し始め、50歳前後で閉経を迎えその機能を終える。



卵巣機能が低下し始めると、卵巣からの卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌が減少し、排卵中枢である視床下部にnegative feedbackを与える。



その結果、視床下部、下垂体系は活発化し、黄体化ホルモン(luteinizing hormone :LH)および卵胞刺激ホルモン(follicle stimulating hormone :FSH)の分泌が亢進し、卵巣を刺激する。



しかし、卵巣がほとんど反応せずエストロゲンが低値のまま推移するため、自律神経系の不安定をもたらし、不定愁訴が出現するとされている。



“「更年期症状(障害)の基礎知識 」 

東京慈恵医科大学 産婦人科学講座 落合 和徳 先生

Mamma 62 2009年8月号 (Breast Cancer Update from AstraZeneca)

企画・発行:リノ・メディカル株式会社“     より引用





体の中のホルモンバランスが崩れると、元気がなくなってしまうのですね。



不定愁訴、すなわち体がだるくなったり、お腹がいたくなったり、めまいがしたり、とにかく色々な症状がでてしまいます。



でもこのように女性の体の中のシステムが分かってくると男性たちもますます女性を大切にしないといけないことが分かってきますね。





さて、アメリカの現代史の続きです。



ビリージョエルの大ヒット曲



“We didn’t start the fire.”



を教材にしています。



これは、年代ごとの重要項目をラップのように羅列している曲です。



収録アルバムは



ピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル



ビリージョエルの曲の冒頭部分から引用しました。







1951 年



Rosenbergs

H-Bomb

Sugar Ray

Panmunjom

Brando

The King and I

The Catcher in the Rye



Billy Joel “We didn’t start the fire”より抜粋引用







“H-Bomb”



Hydrogen bomb.



つまり水素爆弾のことです。



1951年 春にアメリカは水素爆弾の実験を開始しました。



水素爆弾は原子爆弾の威力をはるかに上回るものです。



実験中に日本の第五福竜丸が被爆したことで有名なのが、



1954年にビキニ環礁でおこなわれたキャッスルブラボー実験があげられます。



その後、



1963年 部分的核実験禁止条約(PTBT:Partial Test Ban Treaty)調印。



正式名を



「大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約」



といいます。



何か欠けていますね。



そうです。



地下での実験は禁止していないのです。



そこで、



1996年には包括的核実験禁止条約(CTBT)が国連で採択されました。



しかし、未だに一部の国では核実験が行われております・・。





次々と病気を乗り越えるための治療が開発されていく一方で、このように人の命を奪う兵器の開発も行われてきたのですね。



人間のおこなっていることは矛盾だらけです。



でも、人は悩みながら反省しながら成長していくものなのでしょう。





一瞬で多くの人々の命を奪う兵器を開発できるのなら、



一瞬で多くの人々の命を救う薬剤の開発なんてたやすいはず。





各国が力を合わせれば、がん治療のための最強兵器の開発がきっとできると期待しています。





→世界中の国で力を合わせているといえばザンクトガレンカンファランスです!!2年に1回世界中の乳腺外科医たちがスイスに集まって最先端の乳がん治療の方針を決定します。2009年ザンクトガレンの復習も時々しなきゃね!!英語読むの大変だけどね!!って、クリッククリックお願いできますか。いつも応援クリックをどうもありがとうございます。心より感謝申し上げます。





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