温存療法後の放射線治療 その4 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
さっ・・寒いですね。



かぜなど召されていませんか。



今日も元気に放射線治療です。



「乳房温存手術後の放射線治療が生存率に及ぼす影響について、個々の臨床試験の結果では両群間に生存率の有意な差を認めたものはない。



その中で、Vinh-Hungらは1976年から2000年に行われた13の臨床試験に登録された8,243例のデータを解析した結果、放射線治療の省略により死亡の相対リスクが1.086倍になることを示した。



またEBCTCG(Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group)のメタアナリシスでは10の臨床試験に登録された7,311症例において、放射線治療により15年での死亡の相対リスクが5.4%減少することが示された。



局所再発リスクの減少と乳がん死リスクの減少には相関が見られ、放射線治療により乳房内再発を4例予防することにより1例の乳がん死を予防できるとみつもられている。



乳癌診療ガイドライン 放射線療法 2008より抜粋引用」






神奈川は今日は雨が降っていました。



今、ようやく晴れてきました。



何となくもの悲しい感じがするところが、雨の日のつらいところです。



雨が降ると交通事故もおきるし、低気圧の影響で手術後の方の傷口も痛むし、悲しいことばかりです。



あと、低気圧、特に台風の季節になると腸閉塞の患者様が増加してきます。



「その話にエビデンス(根拠)はあるのか」、と言われると、「理論上は正しいと思います。」というお答えになります。



たとえば低気圧の代表である飛行機のなかでは、腸がぱんぱんになって苦しいですよね。



人によっては海外旅行でひどい便秘に悩まされるかたもいらっしゃいます。



つまり、低気圧では腸閉塞になりやすいのです。





そんな悲しいことの多い雨でも、水の恵みがないと人間は生きていけませんから、神様に感謝しないといけませんよね。



それでもやっぱり晴れの日が大好きです。





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