乳房温存手術 その7 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
ゴールデンウィークに関係なく働いている方、ご苦労様です。



お休みになっているかたも、いつもとリズムが変わってかえってお疲れでしょう。



お疲れの体にむちうって、お勉強しましょ。



「乳房腫瘤摘出術(Tm)



術中の視触診上、腫瘍縁に沿って、肉眼所見上腫瘤を遺残させないように腫瘤を全切除することである。



Tumorectomy, local excisionに相当する。



美容的に最も優れるが、顕微鏡的にはほとんど断端陽性となり、放射線治療非施行では43%、放射線治療併用でも12%の局所再発が報告されている。



周囲組織への浸潤性増殖の強い硬がんや乳管内進展を伴いやすい乳頭腺管がんの治療としては不適当である。



例外としては、のう胞外浸潤のないのう胞内がんやpure typeの粘液がんなど、本術式で断端陰性が期待される場合がある。



<温存手術の分類 黒木祥司先生 (九州大学大学院臨床・腫瘍外科)>

“乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集より抜粋引用」




救急外来にも乳腺の症状を訴えて受診される患者様もいらっしゃいます。



多くの方は、乳腺炎という胸が赤く痛く腫れ上がってしまう御病気です。



最初は抗生剤で治療をおこなうのですが、改善が無い場合にはやむを得ず切開したりチューブを挿入して膿を吸い出したりします。



全て早め早めの対応が大切です。



我慢しすぎないようにしてくださいね。



胸に違和感のある方は、お気軽に乳腺外来へどうぞ。





先日の乳がんに対するチーム医療の院内勉強会は大成功、大盛況でした。



当院の医療スタッフの乳がんに対する熱い思いがまたもや伝わってきました。



院外の先生方や他院の医療スタッフも御一緒に討論に加わっていただき、大変勉強になりました。



私たちの病院で行っている治療のレベルを維持するためには、常に大学病院や院外の先生方にカンファランスに加わっていただくことがとても大事だと考えています。



これからも、乳がんで悩まされている患者様を1人でも多く救うことができますよう努力を続けていこうと、また心に誓いました (^^)/



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