悲しいできごと。 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
今日はとっても悲しいことがありました。





<ご質問>

全乳房照射後にしこりのあった周囲に追加照射することは必要ですか?



<お答え>

全乳房照射後にしこりのあった周囲に追加照射(ブースト照射)をおこなうことは、乳房内の再発を減少させるのに有用です。



乳房全体に多くの線量を照射することは、副作用が多くなり好ましくありませんが、乳房内の再発の多くはしこりのあった周囲に起こるので、この部分に追加照射をしておくことで再発を減らせます。



特に切除断端陽性の場合など、がん細胞の取り残しの可能性が高い場合は、10~16Gyの追加照射を行うことが一般的です。



一方、切除断端陰性でがんを取り切れたと思われる場合でも、追加照射によって乳房内再発が減ることがわかっています。



ただしこの場合は、そもそも乳房内に再発する危険度がそれほど高くないので、追加照射による再発の減少の効果は大きいものではありません。



また、この再発抑制効果は年齢が高くなるほど弱くなることもわかっています。



高齢の患者さんでは追加照射の必要性について個別の状況に応じて判断した方がよいでしょう。



“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編

金原出版株式会社 より抜粋引用





皆様の応援のおかげ様で、



無事に日本乳癌学会への発表内容の登録が終了しました m(_ _)m



これは嬉しいことです (*^_^*)





私の元からセカンドオピニオンを求めて他の病院へ行かれるかたが時々いらっしゃいます。



それ自体は、患者様の一つの選択肢ですので大歓迎です。





最も悲しいこと。



その患者様が、行かれた先の病院で、冷たい事務的な対応をされて、



悲しい思いをされること。



それが何より悲しいのです。





せっかく、希望を持ってわざわざ受診されているのに、



その希望を消し去ってしまうような対応。



とっても悲しいです。





そして、患者様に申し訳ないのです。





一体どうすればよいのでしょうか。





今日はちょっと涙が出そうです。



・・・・・・・・・。





でも、またこれからその悲しいお気持ちを消し去って、



患者様、御家族様がまた笑顔になれるように、



私が全力で愛情を注ぎますので、絶対に大丈夫!!





どうかあきらめないで。





私がついていますよ。







本当にお医者さん選びは大切だよね。

またみんなで元気にがんばろう!

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