もっと強く! | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
胃が痛ければ胃カメラ。



お通じの具合が悪ければ大腸カメラ。



脇腹が痛ければおなかの超音波検査。



これは、消化器内科でやってくれます。





胸が痛かったり、しこりを感じたら、



乳腺外来でマンモグラフィーと超音波検査を受ける。



これを自然な感じで覚えてくださいね。





質問:

超音波検診ってどうなのでしょうか?



お答え:

超音波装置は、被爆もなく、欧米人に比べて乳房の小さい日本人では効率的に乳がんを見つけることができる可能性があります。



個々のケースでは、そのような研究結果は少なくないのですが、全国的にこれを勧めるには、見落としのない高い技術を持った検査技師、医師が充足しているかどうかも重要ですし、また治療の必要のない病変を検診で拾い上げすぎることも避けなければなりません。



超音波検査はマンモグラフィーに比べると、必要のない良性の変化を拾い上げすぎるという欠点があるという研究結果もあり、本当に超音波検診が有効かどうかはまだわかっていません。



現在、その有効性を調べる全国的な研究が進んでおり、その結果が待たれているところです。



“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編

金原出版株式会社 より引用





胃カメラで胃炎と言われてもこわくないでしょ。



ポリープと言われても、そんなにこわくないでしょ。



胃がんと言われたらこわいですね。



でも早期胃がんと言われたら、それはかなりの確率で治るがんです。





乳腺でも一緒です。



エコーやマンモグラフィーで乳腺症と言われたら、それはホルモンのバランスで胸が張ったり痛みを感じる状態のことで、心配なものではないのです。



しこりと言われても、女性の胸にはたくさんの良性のしこりが出来やすいからこわくないし。



乳がんと言われたら、「ついに来たか。」という感じだけど、



超早期乳がんであれば100%近く治るものだし、



早期乳がんでも10年生存率は90%だから。





どうか、こわがらないで欲しい。





検診でひっかかっちゃっても、



背筋をぴんと伸ばして、



「合格って言いなさいよ!」



っていう高飛車な態度で堂々と、



乳腺外来を受診してくださいね。





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