乳頭異常分泌 その5 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
乳頭からの異常な分泌、早くも5日目です。



異常のない方も、少しだけ読んでみて下さいね。



「現在分泌液中CEA測定は広く診断に応用されている。



乳がんで産生されたCEAは大部分が血中ではなく乳管内に放出されるという性質があることを応用した検査である。



CEAを産生しない乳がんには無効であるが、非触知乳がんではCEAの産生率は高い。





分泌液中のCEA測定キットとしてはマンモテックが最も普及している。



乳房を用手的に圧迫し、分泌液を直接キットの検体測定部分に押し当てるか、キャピラリーに約1μL吸い取って採取する。



マンモテックのカットオフ値は400ng/mlと定められている。



しかしこの値であると、偽陽性率(本当は正常なのに、異常値とされる; yasuu注釈)が高くなる。



感度、特異度ともに70-90%、診断効率は50-70%とされている。



(感度は、陽性のものを陽性と指摘する確率。特異度は、陰性のものを陰性と判断する確率。診断効率は検査で正しい診断がなされる確率。; yasuu注釈)



“乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集 より抜粋引用」




世の中に、100%の検査はないのですね。



もっともっと医療に確実性が存在すれば、みんな幸せになるのにね。



でも現実には医療は不確実なものであり、それを如何にして100%安全で確実なものに近づけていけるのか。



私たちはいつも、もがいています。



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