途絶えた記憶 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
交通事故にあった方の記憶が一時的に消えていることがあります。





<ご質問>

ホルモン剤の種類を教えてください。



<お答え>

ホルモン療法には作用の異なる2つの方法、



すなわち、



体内のエストロゲンの量を減らす方法と、



がん細胞がエストロゲンを取り込むのを邪魔する方法があります。





体内のエストロゲンを減らす方法としては、



1.LH-RH アゴニスト製剤



2.アロマターゼ阻害薬



があります。





がん細胞がエストロゲンを取り込むのを邪魔する方法としては、



抗エストロゲン薬



があります。





体内でのホルモンの分泌は、



閉経前と閉経後で大きく異なるので、



薬剤もそれにあったものを使用します。





“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編

金原出版株式会社 より抜粋引用





かなりホルモン治療についてお分かりになってきたかなって思います。





体内のホルモン量を減らし、がんの元気の素を断つこと。



そして、



がん細胞がホルモンを取り込むのを妨害すること。





どちらも大切ですよね。



どちらかを選びなさい、という問題ではないのです。





救急外来で交通事故の患者様と接していると、



多くの方が一時的に記憶を失っていることに気づきます。





事故の瞬間には二通りあります。





「ぶつかるー。」と思って何とか危険を回避しようと集中する場合。



あるいは、



全くぶつかると思っていなくて、突然後ろから衝撃が襲ってきて何が起きたか分からずパニックになってしまう場合。





前者の集中している場合には、その瞬間を走馬燈のように覚えています。



でも後者の突然襲ってきた事故の場合には、記憶も心もパニックになるので、その瞬間の記憶がぽっかりと抜け落ちてしまいます。





常に周りを見渡して、次の瞬間には何が起きるのか。



どんな心の準備をしなければいけないのか。



アンテナを張り巡らしておくことが大切です。







そして、普段の生活の中でも、



突然襲ってくるアクシデントに対して対応できるように、



心の準備をしておきましょうね。





でも街中できょろきょろしてたら挙動不審でつかまっちゃうから、

周りに気づかれないようにきょろきょろしよう!

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