乳房温存手術 その10 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
ついにきました。



その10まで。



乳房温存手術って奥が深いんですよ。



「乳房温存手術後の放射線治療



乳房温存療法ガイドラインでは乳房温存手術後は原則として放射線治療をおこなうことを推奨している。



施設によっては病理が断端陰性(腫瘍より5mm以上の距離をおいて)を保証するという前提で放射線治療を省略しているが、これを拡大解釈して術後放射線治療を省略することは危険である。



放射線治療の省略にあたっては、診断した病理医と連絡をとり、乳管内進展と断端までの距離、多発性病変の有無を確認し、病理医の同意を得た後、患者および家族に局所再発のリスクを十分説明して同意を得ることが必要である。



<温存手術の分類 黒木祥司先生 (九州大学大学院臨床・腫瘍外科)>

“乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集より抜粋引用」




最近は、患者様みなさまが一生懸命勉強をされていらっしゃって、またこちらのブログを一生懸命スクロールしてチェックしてくださって、本当に嬉しいです。



やはり、主治医まかせ、他人まかせではなく、自分のことは自分で考えて、一番良いと思う方法を選ぶ。



この姿勢がとても大切です。



そして医師も患者様お一人お一人の御希望にできるだけ添う形で、治療をしてさしあげるべきだと考えます。



ただし、幅広い知識を医師も持っていないと余裕がなくなってしまって、決まりきった治療にこりかたまって悪い意味で頑固になってしまいます。



ですから私はできるかぎり多くの知識をつめこんで、患者様お一人お一人の御希望をかなえられるようにがんばってまいります。



ちなみに私は自分ではそんなでもないと思っているのですが、人からみると非常に頑固みたいです(^_^)v



ただそれはみなさまの幸せのためには自分の信念を曲げない、という頑固さです。



どうぞ安心してご相談くださいね。



良い意味で頑固なんですからね。



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