「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されました。 | Dr.Yamada's Dental Diary (ドクター・やまだの歯科日記)

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されました。

みなさん、こんばんは。

 

本院は去年、2019年12月に 厚生労働省が2016年保険改定で制定した「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」の認定を受けました。

 

かかりつけ歯科医とは

かかりつけ歯科医とは、安全・安心な歯科医療の提供のみならず医療・介護に係る幅広い知識と見識を備え、地域住民の生涯に亘る口腔機能の維持・向上をめざし、地域医療の一翼を担う者としてその責任を果たすことができる歯科医師をいう」

かかりつけ歯科医が担う役割とは

かかりつけ歯科医が担う役割患者の乳幼児期から高齢期までのライフステージに応じた継続管理や重症化予防のための適切な歯科医療の提供および保健指導を行い、口腔や全身の健康の維持増進に寄与すること。また、地域の中では、住民のために行政や関係する各団体と共に歯科健診などの保健活動等を通じ口腔保健向上の役割を担い、地域の関係機関や他職種と連携し、通院が困難な患者にさまざまな療養の場で切れ目のない在宅歯科医療や介護サービスを提供するとともに、地域包括ケアに参画することなどがかかりつけ歯科医の役割である。2017年日本歯科医師会) 」と定義されています。

 

 

少し古いですが、公表されているデータによると 「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」の割合は歯科診療所の約10%です。(現在は少しは増えているともいますが10%台かと思われます。)

*「厚生労働省保険局医療課調べ

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の届出施設数(H29年4月1日現在):7,031施設 ※H28.5.1時点:2,636施設

参考:平成28年4月1日現在 歯科保険医療機関数(診療所):69,618施設) 」

 

「かかりつけ歯科医機能強化歯科診療所」の認定には、偶発症に対する緊急対応、医療事故及び感染症対策等の医療安全対策にかかる研修や高齢者の心身の特性、口腔機能の管理及び緊急時対応等に係る研修を修了し、訪問診療や在宅歯科医療の提供体制及び他の保険医療機関との連携構築、総合的な環境体制整備など11項目が施設基準になっています。
 

「かかりつけ歯科医機能強化歯科診療所」では①う蝕の重症化予防、②歯周病の重症化予防、③口腔機能低下の重症化予防に対する治療が評価されています。

 

つまりこれらの予防に関わる処置に保険の適用が認められるため、継続的な口腔管理を行いながら、う蝕や歯周病や口腔機能低下の重症化の予防のために、より細やかな治療が行えます。

 

具体的には白濁のあるような初期う蝕歯へのフッ素塗布が毎月保険で行えるようになります。(小児や大人にも)

 

また、歯周病の治療が終わり、歯周病の状態が安定した患者さんに状態によりますが毎月のメインテナンス(SPT)が保険で行えるようになります。

 

 

病気を追いかけるより先回りして予防した方が健康でいられると思います。

 

より充実した内容を提供できるよう研鑽したいと思っております。

 

どうぞ初期の段階で受診なさってください。