1週間前の水曜日に子宮全摘の手術を受けた。


昨年12月に1回目のリュープリン注射、そしてリュープリンは合計4回打った。


その後、手術までの約3週間は1日1回レルミナ錠を内服していた。


リュープリンの注射を始めて最初のうちは特に不調は感じなかったが、徐々に疲れやすくなり、肩こりが悪化、そして困ったのは声が出づらくなったことだ。


声がかすれるようになり、喋ろうとしても息だけが出てきちんと発声できないことが増えた。

声のトーンも少し下がった。


閉経後の女性の多くは若い頃より声が低く、太くなるので、自分もその状態に近くなっていたのだろう。


偽閉経療法を続けてしばらくするうち、肌のハリがなくなり、気分が優れない日が増えた。


なんとなくいつも批判的で、トゲのある言い方になったり、イライラすることが増えていた。


自分の場合、思い起こすと額の右辺りに常に重い不快な何かが張り付いている感覚があり、イライライライラしていたと思う。






↑↑ こんな感じに近かったかもしれない ↑↑

(漢方薬のきぐすりから引用)



仕事中はイライラを理性で抑えることができていたが、家ではちょっと気を緩めると家族にきつい口調で言ってしまい、後になって言い過ぎたなと後悔したり、自責の念が出るようになった。


落ち込んだり、やる気もなくなり、人生に喜びを感じなくなってしまっていた。


知らず知らずのうちに、一時的なうつ状態になっていたんだと思う。


手術直前は、身体の不調や声の出ずらさ、気分の落ち込みと、耐え難いくらいのイライラ、そして爆発してしまった後の自責の念でかなり苦しかった。


手術当日の朝からレルミナ錠の内服が中止となり、偽閉経療法を中止してから今日で1週間が経過した。


担当の医師は1〜2週間で卵巣機能が復活するといっていたが、体感ではもう卵巣機能がかすかに復活してきているように気がする。


まず、声のかすれがなくなり、声のトーンが元に戻った。


イライラしてなんでもかんでも批判的に考えていたことが嘘のようになくなり、元々のお気楽な性格に戻った感じ。


リュープリンを始める以前はジエノゲストを1日2mgで内服していたが、途中で1日1mgに減らした。

ジエノゲストを減らしてたった2日で滝のような大量出血が復活したが、通常は1ヶ月以降、人によってはもっと後になって生理がくるらしい。

ジエノゲストを減らしてらたった2日で大量出血を起こしたのはなんだったのかはいまだに不明。



レルミナ錠の内服をやめて1週間。

身体は少しずつではあるが、ホルモン治療以前の状態に戻りつつあるのを感じる。

薬の力で体内は完全に凪、無に近かったものが、今では潮の満ち引きのような動き、かすかな流れを感じ始めている。


本来の自分に戻っていく感じ。


女性ホルモンは天然の美容液に例えられるが、微量であってもその働きは凄まじい。

ホルモン一つでこんなに体調が変化するなんて、人体のシステムはすごいなと思った。


いずれ閉経したら、またあちこち不調になるだろうから、いずれは絶対に女性ホルモン補充療法を受けたいと思っている。


ちなみに術後はエクエル内服を始めた。

大豆イソフラボンが腸内細菌の力によってエクオールに変化し、エクオールは女性ホルモン様の働きをするとのこと。


しかし、大豆イソフラボンをエクオールに変化させることができる人は2人に1人らしい。

自分はどっちなのかわからないが、担当の医師がエクエルを飲むと調子良くなるよと言っていたので、とりあえず飲んでみることにした。


以上、偽閉経療法で女性ホルモンが止まった後の身体的・精神的変化、そして偽閉経療法を中止してからの身体の変化について記録してみた。