子宮筋腫のホルモン治療ははっきり言って苦痛だ。


昨年12月から3月上旬までリュープリン注、そして2日前からレルミナ錠内服に変更になった。


子宮内膜症で片側卵巣摘出の術前の時はゾラデックス3回注射を経てレルミナ錠内服に変わった。


今まで使った薬の体感、感触についてレビューしてみた。


まず、ゾラデックス。

ぶっとい針を腹に刺されるため、結構痛い。

毎日身体が浮腫んで指輪が入らなくなった。

そして、体重10キロ増加理由の張本人である。

生理を止める威力は凄かった印象。

浮腫むし眠いし体重増えるし動きたくなくなるし、自分がどんどん豚へと変化していくような感覚だった。


リュープリン。

こちらはGnRHアゴニスト。

脳をだまして性腺刺激ホルモンを出なくさせる薬。

一過性にフレアアップするので症状が一時的に悪化することがある。

自分の場合は大量出血の最中にリュープリンを打ったこともあり、その効果が出てくるまで死ぬ思いをした。打った日の晩はトイレから出られなかった。

3日くらいしてから徐々に出血量が減り、ある時から出血がピタリと止まった。

自分の場合はリュープリン注射3回目の2週間後から普通の人の生理レベルと思われる量の出血が3週間くらい続いた。

アドナ、トランサミンを熱心に飲んだからか時期的な問題かはわからないが、徐々に収束し、3週間くらい平穏。

そして、またチビっと少量の出血が1週間ほど続いた。

前回の出血開始から約1ヶ月後の出血だが、偽閉経療法の最中にまさか生理なんて起きないよね、と疑うほどのタイミングでいろいろ不明なことが起きる。

自分のように粘膜下筋腫の場合は予測不能の出血もあり得ると思っておいた方がいいかもしれない。

個人差はあると思うが、自分的には偽閉経療法の中でリュープリンは比較的マシな方じゃないかと思う。


最後にレルミナ錠。

GnRHアンタゴニスト。性腺刺激ホルモンを止めてしまう薬。

これは子宮内膜症の術前と筋腫の術前に飲んでいるが、いずれもかなり浮腫む。

今回は2日前からレルミナを飲み始めたが、1日目の昼頃には既に重だるく、自分でもわかるくらい活気がない。階段をトボトボと昇る自分が他人から奇異に見えているであろうことがわかっていてもなおトボトボと昇りたくなるような心境だった。

本格的に女性性を奪っていくような体感である。

母性も含めてなにもかもすっからかんになってしまうような、空っぽの煤けた缶みたいな感じ。

完全な「無」

無です。


今思えばジエノゲストは穏やかな薬だったなと。

自分の場合では体重には一切影響を与えなかったし、浮腫やメンタルにも影響は一切なし。

1日2回、割と時間厳守で薬を飲まなくてはならない点についてはまあしょうがないが、飲むだけで生理が穏やかに止まり、減薬するまでは一切不正出血もなく、快適だった。

唯一抜け毛が増えたことが難点か。


今月の手術をひかえて、今まで受けたホルモン治療について郷愁の念もまじえてレビューしてみた。