40代も後半に差し掛かるとそろそろ更年期とか閉経という言葉を意識するようになる。

 

年中無休の生理に過多月経。

年をとるほど西日が沈む前の輝きというか、最後に一花咲かせようといわんばかりの激しい生理。

 

わざわざ手術せずとも偽閉経療法を行い生理を止めて、その間に閉経を待つという

「逃げ込み療法」がある。

 

自分もそれはチラッと考えた。

 

閉経に関してチェックする項目は主にエストラジオールとFSH(卵胞刺激ホルモンfrom脳下垂体前葉)である。

 

ざっくり言うと、脳からの指令であるFSHに卵巣が反応して、エストラジオールが卵巣から出てくる。

卵巣からエストラジオールがたくさん出ている時は脳はそれほど頑張らなくても済むが、卵巣機能が衰えてきて、脳がエストラジオールが足りないと認識すると、卵巣を刺激して頑張らせるホルモンを脳が頑張って分泌するのだ。

 

担当医師によると 

①エストラジオールが感度以下かつFSHが40以上だと閉経

②エストラジオールが正常範囲内でもLH(黄体形成ホルモン)、FSHが10以上だと1-2年以内で閉経

だそうだ。

 

↑を考えるとホルモン動態も理解しやすい。

②は卵巣機能が落ちてエストラジオールが足りなくなっている状態を回避しようと、脳がFSHをたくさん出し、

卵巣を刺激してもっとエストラジオールを出せと脳が頑張っている状態。

私の卵巣は今のところ、結構元気っぽい・・・。

 

この前の採血で自分は①どころか②にも当てはまらない。

閉経はまだまだやってくる気配はなく、逃げこむのも無理だし、いつまでもこんな状態だとQOLがさがってしまう。

偽閉経療法の最中はエストロゲンが極端に下がるため、お年寄りのような体内環境になってしまう。

骨密度が低下したり、血中脂質が上がったり、更年期症状が現れたりするので、偽閉経療法は6ヶ月が限度である。

偽閉経療法とジエノゲスト内服などを繰り返しながら閉経を待つ「逃げ込み療法」

自分の場合は出血時の症状が半端ないので、さすがに無理そう。

 

でも、子宮を取っちゃえば終了というわけだ。

単純♪

 

自分は、偽閉経療法でできるだけ子宮を小さくさせ、きれいな術野を確保して子宮を取り除くことを目指し、今は術前に偽閉経療法を行なっている。

 

リュープリンで目立つ副作用はないが、すごく疲れるようになり、強いて言えば苦手な音が増えたかな?

マスコミがゴリ押ししてくる某野球選手のニュースを聞くとイラっとしてチャンネルを変えたりすることもあるが…笑

メンタル的にはその程度の変化。

 

65歳くらいになると疲れ方はこんな感じなのかな?と思いながら暮らしている。

 

いずれにせよ無理やり更年期、という時代もあと少しだと思えばなんとか頑張れそうだ。

 

つづく