紹介元の女医さんからイチオシの女医さんを紹介され、病院を受診した。

 

待合室には女性がわんさかおり、人で溢れている。

待合室で様子をうかがっていると、皆さん入室後に部屋の鍵をかけ

少し話をした後、患者の影が動き、カーテンのシャッという音がし、まあまあの時間が経過する。

一人あたり20分はかかっていたか。

 

私の番号が呼ばれた。

 

優しそうではあるが、賢そうでしっかりしてそうな感じの女医さん。

私と同年代くらいだろうか。

 

紹介状を確認してから内診とエコー検査。

婦人科診察って痛いし、怖い。

思えば学生時代にポリクリで婦人科をまわった時、診察の様子をみて心底恐ろしいと思ったものだ。

診察されてる患者には見えないだろうが、学生の立場で内診の様子を見た時は正直ビビった。

その時、入口と出口に関する科を選択するのはやめておこうと思ったのであった。

 

学生時代の思い出はさておき

いざ自分が婦人科診察を受けてみると、怖くて痛いものだ。

 

担当の医師は

「チョコレート嚢胞は10センチくらいで大きい。大きいものの中には悪性のものもある。」

「ここまで大きい嚢胞は卵巣ごと摘出してしまった方がいいと思う。」

と言われた。

 

幸い反対側の卵巣は無傷だったので、片側の卵巣を摘出しても女性ホルモンにはほとんど問題がないと言われた。

私にとって女性ホルモンと美容はまあまあ気になる分野。

女性ホルモンが減らないのであればこの際きれいにしてしまおうと思い、

片側の卵巣摘出術を受けることになり、手術を予約した。

 

その時にもう一つ言われたことがある。

「子宮内に小さな筋腫が2-3個ありますよ。」と

 

えっ?筋腫もあるの?

でも、自分の親も昔子宮筋腫で手術を受けたことがあり、ああ自分も似たんだなと思った。

 

某大女優が将来乳がんになる前にということで乳房を切除したニュースを知っていたが、

あれは多分、ホルモン反応性の乳房を切除して浴びるように女性ホルモンを投与して若々しさを維持する予定なのかなと思っていた。

自分も美容に興味があるし、チョコレート嚢胞を取り払ったら更年期に差し掛かる頃にたっぷり女性ホルモンを補充したいと思っていた。

でも、子宮筋腫があるとそれは無理・・・。

 

この時はチョコレート嚢胞にいっぱいいっぱいで考えもしなかったが、

数年後、この子宮筋腫がここまで敵意剥き出しで私に攻撃を仕掛けてくるとは思いもしなかった。

 

つづく