大分暖かくなってきましたが、まだまだ朝晩寒く、
寒の戻りだったり乾燥だったり風邪を引きやすくなる季節だと思います。
風邪をひいたときや、咳や痰が増えたときに
病院やクリニックでもくもくと煙の出る
「吸入のお薬」を処方されたことがある方もいるかもしれません。
そのときに使うことがあるのが ネブライザー です。
なんとなく
「吸入する機械」
というイメージはあるかもしれませんが、
実はネブライザーには
いくつか種類があり、それぞれ仕組みや特徴が違います。
今回は
ネブライザーとはどんなものなのか、
そしてネブライザーの種類についてまとめてみたいと思います。
ネブライザーとは
ネブライザーとは、
液体の薬を細かい霧(エアロゾル)にして吸入する装置です。
薬を霧状にすることで、
口や鼻から吸い込んだ薬を 気道や肺に直接届けることができます。
そのため、
・喘息
・気管支炎
・痰が多いとき
・気道の炎症
など、息の通り道の病気で使われることが多い装置です。
内服薬とは違い、
必要な場所に直接薬を届けられるという特徴があります。
ネブライザーの種類
ネブライザーには主に次の3種類があります。
-
ジェット式ネブライザー
-
超音波式ネブライザー
-
メッシュ式ネブライザー
それぞれ仕組みや特徴が少しずつ違います。
ジェット式ネブライザー
ジェット式ネブライザーは、
圧縮した空気を使って薬液を霧状にするタイプです。
空気の流れで薬液を細かい粒子にして、
それを吸入する仕組みになっています。
昔からよく使われている方式で、
病院でも使われていることが多いタイプです。
特徴としては
・比較的シンプルな構造
・薬剤の種類に左右されにくい
・機器が比較的大きい
・作動音がある(そこそこ大きい)
・ワイヤレスの機器が少ない
といった点があります。
超音波式ネブライザー
超音波式ネブライザーは、
超音波振動によって薬液を霧状にするタイプです。
振動によって液体の表面が細かく霧化し、
その霧を吸入します。
特徴としては
・粒子が比較的細かい
・霧化効率が高い
・静かに作動する
といった点があります。
一方で、超音波で熱が発生するため、変性してしまう薬剤があり
薬の種類によっては使いにくい場合があることもあります。
洗浄する部品が多く、また汚染されやすいという報告があってから
使用されることが減り、最近はあまり見かけなくなりました。
メッシュ式ネブライザー
メッシュ式ネブライザーは、
非常に細かい穴のあいたメッシュ(網)を通して薬液を霧状にするタイプです。
最近増えてきている方式で、
家庭用のコンパクトな機器にもよく使われています。
特徴としては
・装置が小さい
・携帯しやすい
・作動音が静か
・効率よく霧化できる
・ハンディタイプがあり持ち歩きしやすい
などがあります。
ただし、メッシュ部分が繊細なため
お手入れが重要になることがあります。
また薬剤によってはメッシュが詰まってしまうため、使用できないものもあります。
ネブライザーの違い
それぞれの方式には特徴があり、
・粒子の作り方
・装置の大きさ
・音
・持ち運びやすさ
などが違います。
そのため
「どれが一番良い」というよりも、
使う目的や環境によって選ばれることが多い装置です。
粒子の大きさと届く場所
ネブライザーでは、
霧の 粒子の大きさ(粒子径) も大切なポイントです。
粒子の大きさによって
薬が届く場所が変わるからです。
一般的には
・大きい粒子 → 上気道
・中くらい → 気管支
・小さい粒子 → 肺の奥
というように、
粒子が小さいほど奥まで届くと言われています。
そのため、
治療したい場所によって
適した粒子の大きさがあります。
在宅でネブライザーを使うことも
ネブライザーは病院だけでなく、
在宅で使用することもあります。
特に
喘息をお持ちの方はネブライザーをお持ちの方が多いかもしれません。
自治体によっては自治体が機器をレンタルしていたり、
購入に補助が出ることがあります。
まとめ
ネブライザーは
液体の薬を霧状にして吸入する装置で、
主に
・ジェット式
・超音波式
・メッシュ式
の3種類があります。
それぞれ特徴があり、
用途や環境によって使い分けられています。
次はそんなネブライザーを、人工呼吸器の際にどう使用しているか
綴ってみたいと思っています。
※図の一部は以下の資料を参考・引用しています
環境再生保全機構
「ぜん息などの情報館」
https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/basic/adult/control/inhalers/feature03.html
この投稿は、
我が家が経験したことを記録したものであり、
医療的な判断や処置を勧めるものではありません。
実際の選択や管理については、
必ず主治医や医療者の方と相談してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます
いいね、フォロー、コメント、シェアなどとっても嬉しいです❤️
いつもありがとうございます。




