皆さまおはようございます。

2021年の最終日ですね、いかがお過ごしでしょうか。


私は北海道の札幌近郊のある病院で、30日から年明け3日夜までの104時間連続勤務中…毎年恒例の行事です。今年はまだ少なめの時間ですかね。


2021年は、最初から最後まで凄く盛りだくさんな一年でしたね。TOKYO2020が1年遅れで開催され、その最中もずっと新型コロナ禍が何かしらの影響を及ぼしていて。


何か、今年は2021年というより、2020年から「2年越しの1年間」だった感じがします。


思い返すと、私は2月末を最後に、土日祝日すべて返上で大学と病院の仕事を連続で行ってきました。あ、それは誇張表現か…オリパラの医療救護のお手伝いと、ワクチン接種のお手伝いの日は、大学と病院から抜け出していましたので笑笑


よく「休まないで大丈夫ですか?」と聞かれますが、「はい。他の人が普通なら5日間で片付けている仕事を、7日間でやってるだけですからね」と答えるようにしています。つらいとか、大変とか言っても仕方ない。医療は、ネバーエンディングな領域…いつも仕事があります。納期とか納品とかがないけど、いつも何かが始まり、何かが終わる、その繰り返し。テロじゃないけど、同時多発なのは当たり前。


段取りをつけながら、仕事をすること。とても重要なことです。例えば、私の病棟回診のスタイル。三食のタイミングと、消灯前、そして夜勤が終わる早朝…その5回は必ず回るというルールを頑なに守っているのです。こうしておくと、急変がない。いつも数時間ごとに回診していると、スタッフからその都度質問されたり一緒に患者さんを診たり、そうするとお互いその患者さんの特徴が分かってくるのです。


この「ぶらぶら回診」と私が呼んでいる方法は、多くの医療事故を未然に防ぐことが可能となります。「何かあったら呼んでね」とやるよりは、時間を決めて繰り返し回ることが、どんな仕事でも大事なのではないでしょうか。警察や消防の「警ら」も、役所の巡回も、何かあった時だけ集中的に行うのではなく、いつも同じように時間を決めて、シンプルにやるのが大事。市民(院内では患者さんとスタッフ)が安心することにつながれば、大きなハプニングは生じづらくなるのです。


皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。何事もまとめて一気にやっちゃうのでは大変なので、少しずつ段取りを決めてやるようにしてください。