皆さまお疲れ様でした、参加された26チームの方々も、講師の方々も、事務局の方々も。


遠くは函館や釧路、北見、帯広からの参加もありましたが、この研修会で学んだことを各地域におけるがんリハビリテーションの充実に繋げていただけると幸いです。

がんのリハビリテーション研修と新リンパ浮腫研修は、医療従事者が患者及び家族のQOLの向上のために必要な、がんによる直接的な影響や手術療法、化学療法、放射線療法等による身体的な障害並びにこれらに伴う運動療法や生活機能の低下に対する予防・改善等を目的とした基本的な知識と技術を習得するとともに、がん領域におけるリハビリテーションのチーム医療の実践を目的とし一般財団法人ライフ・プランニング・センターが厚生労働省委託事業(平成19~24年度)に引き続いて、厚生労働省の後援と関係学協会の協力を受けて実施するものです。

最初の頃は東京のみで開催されていました。当時、我々は医師、看護師とリハビリ専門職2名と一緒にチームを組んで、受講しに行きました。

その我々がそこで学んだことを、函館、札幌、そして昨年から旭川で研修会を公募で開催出来るように成長してきました。テキストはライフ・プランニング・センターの作成したスライドを用いており、全国共通の指導法(インストラクターというよりはファシリテーターがチームビルディングのお手伝いをする形です)で研修していただきます。

我々は毎年ピンク色の表紙でテキストを発行することにしています。毎年色を変える方法もありますが、これから無くなりづらい定番の色を決めておいた方が、印刷業者もまとめ買いして用意し、来年に持ち越すことが出来るからです。

旭川方式としては、そういう細やかなところも超職種のメンバー同士でディスカッションして決めていくのが、一番の特徴です。

研修会の最後に、参加チームにはがんリハビリテーションに関する具体的な「2年プラン」を立てていただくことにしています。我々は、これから昨年の受講チームに対して「その後いかがですか?」というアンケート調査を行い、学会等で発表していこうと計画しています。

「やりっぱなしにならないように」それが今一番自分に対して課しているテーマです。

旭川の病院同士は手に手を取り合って、今後、より一層がんにもリハビリテーションにも全力を尽くしていく所存です。