ここ数日間、ツレは何かを悩んでいました。
訊いても、「なんでもないよ」と言うだけです。
『朝まで生テレビ』を観終わった今朝。
彼はポツリとつぶやきました。
「別れよう」
別れるって、どういうこと?
「離婚しよう」
わたしが悪いんだよね
「悪いのは、ぼくだよ」
・・・?
「きみは、この病棟にとって大切な人材だ。 だから」
・・・?
「ここ数日のうちに、ぼくはこの病棟を離れることになる」
他の病院に、契約金160億円でスカウトされたのか。
「ぼくを待っている人たちがいるから、そこへ行かないと」
アフリカの奥地。
2月に、ツレ宛の1通の手紙がありました。
差出人は日本人医師の須田栄一郎さん。
アフリカの奥地に、WHO(世界保健機構)から派遣されている方です。
さだまさしさんの名曲のモデルとなった方。
今朝になってツレが見せてくれた手紙には、その国の深刻な医療の状態が書かれていました。
須田さんとともに働いていた医師が伝染病にかかり、診療所を離れた。
国連が代わりの医師を派遣してくれるのは早くて8月。
次の医師が派遣されるまで、きみの手が借りたい。
たった5円のワクチンが打てないために、毎日10人以上の子供たちが死んでいく。
須田さんと看護師1人の状態では、ひとつの村さえカバーできない。
日本では首都圏、北海道では札幌圏を除いて、慢性的な医師不足に悩まされています。
ですが、アフリカに比べたら贅沢な悩みなんです。
ツレはもう、須田さんの下に行くことに決めているんでしょう。
止めたいけれど、わたしには止められない。
この病院のスタッフ全員が止めても、彼は行きます。
だからって、離婚なんて。
わたしにできることはない?
「あるけど、それは言えないよ」
わたしも行く
半人前だけど、医者だよ
「だめだと言ったら、どうする?」
自分で勝手に行く
「TVもパソコンもない世界だよ。 もちろん携帯もない。 そんなところで生きていける?」
生きていく
家族と病棟の同僚の許可が下りたら。
それがツレの条件でした。
生まれて初めて、親を説得します。
反対されても、わたしは行きます。
「それはそれとして、今はやり残した仕事のことを考えないと」
がんが五分の一に縮小した患者さんのオペ
「そう。 胸腔鏡で行うから。 執刀医はきみ。 よろしくお願いしまーす!」
勝手に決めるな!
「もう、計画表を提出しちゃったから」
取り消す!
「ぼく、胸腔鏡は苦手だし。 っていうか、君ほどの腕を持った医者はいないからね」
丸投げでしょ!
「白くまくんセヴンイレヴンプレミアムアイスいちご1個あげるから」
ふざけるな!
「じゃあ、5個!」
ちがうでしょ!
「10個でどうだ!」
いたしません!
「とんとろチャーシューメンこってりの大盛りにチャーシューマヨネーズおにぎりをつける!」
のった!
言っちゃった。
でも、条件としてはおいしい。
白くまくんセヴンイレヴンプレミアムアイスいちご10個ととんとろチャーシューメンこってりの大盛りにチャーシューマヨネーズおにぎり。
これが食べ収めになるからね。
訊いても、「なんでもないよ」と言うだけです。
『朝まで生テレビ』を観終わった今朝。
彼はポツリとつぶやきました。
「別れよう」
別れるって、どういうこと?
「離婚しよう」
わたしが悪いんだよね
「悪いのは、ぼくだよ」
・・・?
「きみは、この病棟にとって大切な人材だ。 だから」
・・・?
「ここ数日のうちに、ぼくはこの病棟を離れることになる」
他の病院に、契約金160億円でスカウトされたのか。
「ぼくを待っている人たちがいるから、そこへ行かないと」
アフリカの奥地。
2月に、ツレ宛の1通の手紙がありました。
差出人は日本人医師の須田栄一郎さん。
アフリカの奥地に、WHO(世界保健機構)から派遣されている方です。
さだまさしさんの名曲のモデルとなった方。
今朝になってツレが見せてくれた手紙には、その国の深刻な医療の状態が書かれていました。
須田さんとともに働いていた医師が伝染病にかかり、診療所を離れた。
国連が代わりの医師を派遣してくれるのは早くて8月。
次の医師が派遣されるまで、きみの手が借りたい。
たった5円のワクチンが打てないために、毎日10人以上の子供たちが死んでいく。
須田さんと看護師1人の状態では、ひとつの村さえカバーできない。
日本では首都圏、北海道では札幌圏を除いて、慢性的な医師不足に悩まされています。
ですが、アフリカに比べたら贅沢な悩みなんです。
ツレはもう、須田さんの下に行くことに決めているんでしょう。
止めたいけれど、わたしには止められない。
この病院のスタッフ全員が止めても、彼は行きます。
だからって、離婚なんて。
わたしにできることはない?
「あるけど、それは言えないよ」
わたしも行く
半人前だけど、医者だよ
「だめだと言ったら、どうする?」
自分で勝手に行く
「TVもパソコンもない世界だよ。 もちろん携帯もない。 そんなところで生きていける?」
生きていく
家族と病棟の同僚の許可が下りたら。
それがツレの条件でした。
生まれて初めて、親を説得します。
反対されても、わたしは行きます。
「それはそれとして、今はやり残した仕事のことを考えないと」
がんが五分の一に縮小した患者さんのオペ
「そう。 胸腔鏡で行うから。 執刀医はきみ。 よろしくお願いしまーす!」
勝手に決めるな!
「もう、計画表を提出しちゃったから」
取り消す!
「ぼく、胸腔鏡は苦手だし。 っていうか、君ほどの腕を持った医者はいないからね」
丸投げでしょ!
「白くまくんセヴンイレヴンプレミアムアイスいちご1個あげるから」
ふざけるな!
「じゃあ、5個!」
ちがうでしょ!
「10個でどうだ!」
いたしません!
「とんとろチャーシューメンこってりの大盛りにチャーシューマヨネーズおにぎりをつける!」
のった!
言っちゃった。
でも、条件としてはおいしい。
白くまくんセヴンイレヴンプレミアムアイスいちご10個ととんとろチャーシューメンこってりの大盛りにチャーシューマヨネーズおにぎり。
これが食べ収めになるからね。