観てきました、劇場版『妖怪人間ベム』。
 今回は妖怪人間の3人が、「人間妖怪」なるものと闘いながら、その謎が解けたなら、自分たちは人間になれるかもしれない、と信じて「人間妖怪の謎」を求めて、ある街に留まって謎を解いていく、というストーリー(これ以上、ネタバレなので書けません)です。

 ベロ(鈴木福くん)の初恋ストーリーもあったりしますが、ある理由で実らずに終わってしまう。 
 そして、3人と同じ細胞から生まれた「悪」である「名前のない男」も生きていた!。
 ひたすら3人を追廻し、「悪」を吸収して人間になることをそそのかす。
 江本明さんが相変わらずの怪演でした。 笑わないのが怖い!。

 やはり、劇場版というだけあって、潤沢な予算を与えられたのか、VFX、CGが大胆に取り入れられてました。
 妖怪形態への変身がすごい。
 亀梨くんがもがき苦しむ実写映像に徐々にCGで妖怪形態のパーツを加えていく形だ、と彼は言ってました。 しかももがき苦しむのをワンカットで撮影して、それにCGをかぶせているとしか考えられない。 それほどなめらかだ、と言うんです。
 普通だと何カットかに割ってCGをかぶせるんですらしいのですが、継ぎ目が彼のような特撮大好き&製作中の人間にとっては見えるらしいんですね。
 で、ものすごい変身(変化(へんげ))をしてそのまま妖怪形態はCGになるのかといえば、TVから流用した着ぐるみ・・・・・・。
 前のめりにスクリーンをみつめて、いきなり思いっきり前列の席の背もたれに額を打ち付けるような。
 せっかくCGで始めたんだから、最後までそのまま行けよ!。

 彼はストーリーなんかほとんどどうでもいい状態。
 福くんだけをみつめてました。
 男だったら杏さんでしょ、普通。
 それが福くんが出てくると、目を細めてニコニコしながら観てました。
 子どもは嫌いだけど、福くんは別なんだって。
 こんな歳でもはや一流の演技をする役者になってしまったのは、ちょっと失敗かもしれない。 とにかく小学校を卒業と同時に引退するのが本人のためだろう。 そればかり繰り返してます。
 小児病棟に行かされたら、入り口から呼吸を止めるくらい子どもが嫌いな彼がねえ。
 まあ、細かいことは別にして、エンターテイメントとしては合格点かな。

 ハリウッドがTVドラマの劇場版とコミックスの映画版だけしかほとんど製作しない、と映画評論家たちは口々に嘆いていますが、日本もほとんど同じ状況でしょう。 
 『踊る』が大当たりしたために方法論が確立したんだろうけど、オリジナルシネマが観たいですね。
 ゲームとか漫画・アニメの実写版ばかりじゃ正直、日本の映画界も終わりに近づいているんじゃないかな、と思ってしまいます。
 映画が好きな人間にとっては悲しいだけです。
 でも、たったひとつ言えることがあります。

 映画のあとで、同じ敷地にあるラーメン村で、いつもいくラーメン店の支店で食べたチャーシューメン大盛が最高!。