月曜回診です。
 きょうだけは、わたし、はっきり言って逃げ出したかった。
 わたしのデビューオペの患者さんの状態をアネさんが診察する。
 そしてこの病棟の医師でわたし以外の全員が診察する。
 些細なことでも異常が見つかれば問題になる。
 彼は内緒で通してくれて、あとで指摘してくれるだろうが、他の医師はそうはいかない。
 わたしの初オペの患者さんの番だ。
 個室だから言いたい放題だよ。
 アネさんは患者さんの胸に聴診器を当てて、長い間神経を集中して呼吸音を聴いていた。
 「なんかちょっとおかしな音が聴こえるな。他の、きょうは女医さん2人から聴いてみてもらおうか」
 変なおじさんの病院からレンタルしている医師2人が次々と聴診する。
 やっぱり変な音が聴こえるって、2人とも
 初オペで失敗か。
 それよりこれは医療過誤だ。
 この病院を去らないといけない。
 迷惑をかけないうちに辞表を提出して。
 夫婦別居生活で、日曜に教会でわずかな時間だけ会える。そんなの嫌。
 彼の持ち込んでるDVDも観たいし、2人でTV番組に突っ込みを入れたい。
 彼のいない一週間なんか考えられない。
 でも、病院に迷惑はかけられない。
 ここは国立病院だから。

 チャラもガンバも、おかしな音が聴こえると言う。
 もう、だめだ。
 彼の診察の番だ。
 総合診療科の医師だって、おかしな音がするのを聴き取って、なんともないとは言わないだろう。
 彼は一番長く聴診器を当てていた。
 そして、ニコッと笑った。
 また違う異常を見つけたときの喜びみたいな表情。
 「どうだ、ハンチョウ。おかしな音が聴こえるだろう?」
 アネさんは聴いた。
 「確かにおかしな音はしますよね」
 彼はくくっと笑って言った。
 「口の中のものを出してくれますか。まともな聴診はできないから」
 患者さんはそ知らぬふりで受け流した。
 「口の中の飴を出して診察を受けてください」
 飴?
 医師や看護師たちがざわざわとなった。
 「飴?」
 「サワー系の飴ですよ。例えばメントスみたいな」
 彼はアネさんに答えた。
 「なるほどな。回診のルールは知ってるよね、えっ、おいっ」
 アネさんは患者さんの名前を呼び捨てにして訊いた。
 「他の医師はだませても、ぼくはだませないよ。アメリカの病院でいい加減経験してきたからね。捜査一課の警部はだませても、この多羅尾伴内と祝十郎はだませない。口を開けて中のものをここに出してください。それともぼくが手を突っ込んで無理に取り出そうか」
 多羅尾伴内?。
 祝十郎は月光仮面でしょ。
 どの作家の探偵?。
 彼は患者さんのティッシュBOXからティッシュペーパーを3枚抜いて、患者さんに渡した。
 患者さんは大きなため息をついて、ティッシュを口に当てて飴を出した。
 メントスだ。
 銘柄まで当てた。
 「もう一回聴診のやり直しだな。あんた、4F病棟のスタッフをなめてんじゃないよ」
 アネさんは患者さんに言った。
 全ての医師が通常の呼吸だと判断した。
 「幽霊の正体見たり、枯れ御花」
 彼はつぶやいた。
 「ハンチョウ、どうして飴の存在がわかった?」
 「1Fのコンビニでメントスを買ってるところを見かけたんです。ぼくはATMに用事があって、白衣を脱いで私服で出かけた。その時に向かいのコンビニでメントスを選んでいる、この人を見かけた。私服だからわからなかったでしょう。どうしてこんな事を考えたのか。偶然飴をなめてたところに回診になったんじゃない。回診になったから病室のドアにアネさんが手をかけたときに口に放り込んだんですよ。なぜなら、異常と判断されたいから。病院で上げ膳据え膳の生活をずっと楽しみたい。要するに退院を言い渡されるのを阻止したかったんです」
 「なるほど。4Fにはこういう名探偵もいる。以後、気をつけな。7つの顔の男にはどんな悪党もかなわないよ」
 7つの顔の男?
 いや、3つだよ。
 医師と音楽家と警察官。
 
 「ある時は片目の運転手。またあるときはアラブの大富豪、あるときは名探偵多羅尾伴内、しかしてその実体は、正義と真実の使徒、藤村大造だ、ってか。しかし渋いな年の割には、えっハンチョウ」
 アネさんは笑った。
 7つの顔の男。
 思い出した。彼がDVDを4本持ってる。
 昭和20年代前半のものが2本、昭和50年代のリメイク、じゃなかった2代目のが2本。
 戦後、GHQは時代劇映画を、斬り合いがあるという理由で製作を禁止した。それで、時代劇の大御所俳優だった片岡千恵蔵さんを現代劇に主演させるために、映画オリジナルの探偵を作り出した。
 事件現場にはいち早く野暮な探偵多羅尾伴内として向かい、犯人と思しき人物を見つけるといろんな変装で近づき、事件の謎を解いていく。そしてラストは自分の変装を一つ一つ名乗りながら、最後に「正義と真実の使途、といって最後の変装を解いてスーツ姿になり、二丁拳銃を構え、藤村大造だ、と名乗り、犯人が撃つよりも早く、自分の拳銃を撃ち、犯人を傷つけずに拳銃だけを弾き飛ばす。そこへ捜査一課の連中が乗り込んできて、事件は解決。その後、スポーツカーに乗っていずこかへ去っていく。
 「自分は人の道を外れて生きてきた男です。だからその借りを返すためにまっとうな人間になるために正義を貫きたいのです。借りをすべて返せたら、その時はまた戻ってきます」
 最後の台詞があって、事件現場に筆文字で何らかの俳句が書いて貼り付けられている。
 昭和20年代は大映で、大映の取締役になっていた片岡千恵蔵さんが、上と揉めて、『7つの顔』のスタッフを連れて東映に移籍して、シリーズを昭和30年代まで続けて、同時に解禁になった時代劇でも「遠山の金さん」という当たり役を得て、映画文化を支えた。
 千恵蔵さん亡き後、昭和50年代に入って、東映では『七つの顔の男』のリメイクを企画し、製作した。千恵蔵さんの代役を誰にするか。日活でアクション俳優として慣らした小林旭さんにしようということになり、設定は千恵蔵さんから2代目を引き継いだ、ということにした。
 まず、石ノ森章太郎さんに劇画化を依頼して、初代から2代目への引継ぎを細かく描き、観客がリメイクではなく、続編で、「7つの顔の男」はずっと事件を解決し、”借り”を返し終わった初代が、犯罪の渦巻く社会に対処するために2代目を探し、白羽の矢を立て、2代目を襲名する、という、映画では語られない部分を補った。
 そして満を持して2本の作品を公開した。
 1作目の主題歌として作られたのがこの曲。



 そして2作目『鬼面村(きめんむら)の惨劇』の主題歌がこの曲。



 いろんな人物になりきる主人公に引っ掛けたんだね。
 事件は、金田一耕助や明智小五郎のような怪奇なもので、その裏側の人間のエゴイズムを暴くタイプだったが、社会派サスペンスという、森村誠一さんや西村京太郎さんの作品がTVの2時間ドラマ化されて高い視聴率を取っていた時代にそぐわなくてシリーズとならずに2本だけで打ち切りとなった。
 彼は昭和20年代の大映製作でDVD化された2本と、東映の昭和30年代の数本のVHSと昭和50年代の2代目編の2本のDVDを揃えている。
 彼は社会派サスペンスに興味はない。
 明智や金田一が好きでたまらない。
 刑事が主体のサスペンス小説より、本格推理探偵小説が好きだ。
 でも、刑事ドラマはすべて観て、DVD-BOXをしっかりと買っている。
 日曜午後9時の『ATARU』だけは、自閉症の描き方に問題があると言いながらも、観ている。
 多分、これはBOXを買わないだろう。
 
 彼がオペを行って、7cmの腫瘍の全摘出に成功した21歳の女の子の回診の番だ。
 安積看護師が先回りして、回診の準備を整えていた。
 準夜勤なのに、回診に出てきて、自分の担当患者さんの回診がうまくいくように準備する。
 新人看護師でそこまで気の回る子はいない。
 できるほうが異常だよ。
 彼は素晴らしい相棒を得た。
 失うなよ、絶対。
 ナベちゃんといい、安積さんといい、宇野ちゃんといい。
 宇野ちゃんは技術的には素晴らしいんだよ。
 脈を見つけさせたら病棟で2番目。
 4Fには人間脈拍探知機がいるから、かなわないけど、他の病棟なら一番になれる。
 ボケは仕方ないよ。
 リーダーの医師がボケだから。

 21歳の子の胸にアネさんは聴診器を当て、しばらく集中していた。
 「大きな呼吸ができるようになったのか。すごいな。縫合した傷が完全に癒着したら、退院できるよ。ただし無理はしないこと。本当にきれいな呼吸だ。女医さんから聴診開始。ほう、百科事典でお勉強か」
 アネさんはベッドの枕元に積み上げられた少女マンガ雑誌を勘違いしたようだ」
 「いやー、マンガ雑誌なんですよ、全部」
 患者さんは答えた。
 「なにー、今の少女マンガ雑誌って百科事典みたいに分厚いのか。マンガもいいけど、看護師の勉強も少しずつ始めろよ。看護学校にも入試があるんだぞ。安積が教えてくれるから。もし、その気があるのなら、安積と外出して看護学校入試の教科書や看護師関係の本を買ってこい。外出届は担当医が認めるから」
 人間一生勉強だからね。
 超優秀な大学を2つ出ても、3つめに入学する準備をしてる奴がいるんだから、この病棟の医師には。
 レンタルしてきた女医さん2人から聴診が始まり、わたし。本当にきれいな呼吸音。健康な人でもこれより汚いよ。特にタバコを吸う人の音は酷い。
 わたしの後が彼。
 お互いにVサインをしあってる。
 安積看護師のおかげで、担当医である彼はアネさんに褒めちぎられた。
 なのにわたしの担当患者さんは回診のルールに反するような患者さんばかりで。
 変わってほしい。
 変わってくれない?。
 白くまくんセヴンイレヴンプレミアムアイス10個で。
 アネさんはチャラとガンバの聴診を拒否した。
 「おまえらは患者さんを女性として観てるだろ。どさくさにまぎれて触らなくていいところまで触ろうとする。胸を揉んだりトップを転がしたり。だから聴診はダメだ。カミさんのだけにしろ」

 彼は女性を性的興味の対象にできないんだよね。躁鬱病の薬の副作用で。だからレンタルDVDに行っても、18禁の暖簾の向こうには入らない。
 夫婦間での性交渉は忘れた頃にある。でも、シングルベッドだからね。本当に普通のことだけ。
 部屋でTVやDVDを観てるときに、ふいにわたしの頬にキスしたりはするよ。
 軽いやつだけどね。わたしが驚くのを観るのが楽しくてやるんだ。
 彼にとってキスは性的な接触じゃなくて、相手の反応を見て楽しむためのものだから。
 でも、2人の絆は強いと思う。どんな夫婦にも負けないと思ってる。

 回診中に彼の携帯が鳴った。
 慌てて相手の番号を確認すると、廊下に飛び出して話し出した。
 「えっと、いい薬があります。名前は(未承認薬だし、ネットで手に入れて乱用するとまずいので書きません)。ただし吐き気がかなり強く出るので制吐剤の強いものと併用してください。ただ、ひとつ問題が。多分厚労省の未認可だと思います、日本では。ですがアメリカではものすごい成績を上げています。アジアンアメリカンに対しても素晴らしい成績を上げてますから、日本人でもある程度は。承認薬ではゾロフト(効き目や処方が同じでメーカーが違う薬)はないですから。はい、いえ。きのうは会食をお断りして申し訳ございませんでした、お父さん・・・・・・また、今度。はい・・・・・・はい、ええ、プリンへランの大きい方か、点滴で落とすのも効果があります。人によって違いますから、副作用の強さは。でも、ぼくは実際に使ってみて、強い副作用でもプリンへランの点滴で落ち着きましたから。ただ未承認の薬なのでお勧めしていいものかどうか・・・・・・使うんですか、未承認でも。
・・・・・・まあ、それはそうですけど。厚労省直営ですし。・・・・・・えーっと、ドイツのブリンガーベーゲルハイムですから。日本支社か、フジサワで扱ってるはずです」
 変なおじさんだな。
 わたしは彼の手からiPhoneをもぎ取った。
 今は回診中です
 それに電話はスタッフ・ステーション経由にしてください。そうすれば院内PHSに入りますから
 「こっちも急いでるんだ、患者さんを殺すつもりか」
 自分で調べないで、なんでも彼を頼る
 「調べたがわからないんだ」
 じゃあ、いつものようにスタッフ・ステーション経由で電話をすればいいでしょう
 「いや、スマートフォンに変えたんだ。auのアンドロイドに。だから電波状態をテストするのに直接かけた」
 ふざけるな!
 思いっきり終了タッチパネルを押した。
 こっちは大切な回診中だ。
 暇人の遊びに付き合ってられない。
 彼にスマホを返した。

 きょうも回診は終わった。
 わたしに関して言えば、後味が悪い回診だった。
 患者さんに思い切り恥を欠かされた。
 日中勤の紺野看護師には、安積看護師みたいに、わたしが先回りして整えておけばあんなことにはならなかったと何度も謝られるし。
 いいんだよ。紺ちゃんに罪はない。わたしの患者さんがどうしようもない連中だってことだから。問題はわたしの躾なんだから。

 準夜の交代とともに、紺野看護師から佐橋看護師に代わった。
 回診後の反省会の最中に夕食時間になって、配膳が始まった。
 このままじゃ、またドンキのお寿司になりそうだと思った時に、彼女は全医師の夕食をスタッフ・ステーションに運んでくれた。
 お盆に名札がついてるから誰のかわかるんだよね。
 アネさんは彼女を褒めまくった。
 それがわたしの気分を変えた。
 やっぱり、チームの看護師が褒められると、自分が褒められた気分になる。
 チーム体制の中では、看護師を躾けるのが医師の役目だからね。
 でも、彼女は彼の背中をバンバン叩きながら、ケラケラと笑ってる。
 何があったの?。
 そして自分の足を指差してる。
 観て、ってことか。
 彼の目線が彼女の足元に行った。
 彼は佐橋看護師の顔と足元を何度も見比べる。
 わたしも彼女の足元を観た。
 あちゃー、素足にビーチサンダルだよ。
 寝ぼけて靴下とシューズを忘れて寮を出てきたの。
 今の看護師はスカートではなく、スラックスだから靴下でいい。
 彼は廊下に彼女を連れ出して、小声で、履き替えてくるように言った。

 部屋に完全な看護師スタイルの彼女が来た。
 「紺野から、回診の話は聴きました。佐橋に任せてくれませんか。一発で躾けますよ。できなければオヤジキラーの名が泣きます。佐橋に任せてもらうのが一番だと思うけどな」
 じゃあ、お願い
 「はい。オヤジを黙らせるのが佐橋の趣味で特技ですからね。明日の朝にはおとなしくなってますよ」
 じゃあ戦闘開始の前に、腹ごしらえ
 わたしは冷凍庫から白くまくんセヴンイレヴンプレミアムアイスを出して、彼女に渡した。
 「うわっ、いいんですか。いただきます。佐橋はコープの100円のアイスクリームとホイップトクリームが合体した、上にみかん1房と赤えんどう一粒のしか買わないんですよ。でもやっぱりこれですね。フルーツとカキ氷のランデヴーがたまらないという」
 彼女は、最近両親が妙に生き生きとしてることを喜んでいた。
 あのまま監禁されていたらどうなっていたか。
 彼と部下のおかげで日常を取り戻せたんだから。
 お父さんは脳外科の医師として、変なおじさんの病院でかなり信用を得ているという。
 変なおじさん以外のスタッフに信頼されているのならいいけど、変なおじさんにだけは信頼されない方がいいよ。
 スマホを買ったのがうれしくて、回診中に電波のテストをするような奴は医師とは言えない。
 あんなのに気に入られると、彼のように振り回されるからね。
 でも、あのときの彼のチームの連携は見事だった。
 本部長の決断も素晴らしかったし、TVの安積班のようなチームワークで事件を解決に導いたのはすごい。
 新興宗教の捜査って難しいんだよね。
 国が無審査で法人格を与えてるから、手を出せない。
 オウムであれだけ騒いだのに、相変わらず国は無審査で法人格をいかがわしい宗教にあたえてしまう。何も反省がない。まあ、お金で売ってるといってもいいんだろうけどね。役人や政治家なんて奴は札束を渡せば、犯罪の片棒を担ぐから。今の内閣の大臣の中にもマルチ商法の宣伝をしているのがいる。それもいかがわしい宗教やマルチを取り締まる所管の大臣がマルチと手を結んで被害者を増やしている。
 でも、この方面本部の特殊捜査二課第四班は相手が役人だろうが大臣だろうが、手を緩めることはしない。とことん叩き潰すからね。
 それにしても、佐橋看護師に本物の元気が戻ってよかった。
 ちゃんと病院食は確保してくれるしね。
 患者さんの分だけ確保して医師の分は忘れる看護師もいるからね。
 どこの誰かは知らないけれど、誰もがみんな知っている看護師。
 ナベちゃんとあの新人看護師が気の利きすぎる性格だから目立つんだけど。

 さて、録画しておいた『ハンチョウ5』を観ようっと。

 きょうの彼。
 わざと薄手のパーカーにしてウインドブレイカーを室内着に着こなしている。
 子供っぽく見えると自分で言ったイエローのユーズド・ウインドブレイカー、5200円にフードだけがダイヤ模様が線で連なったようなプリントのライトグレーのフルジップ・パーカーでメーカーはハーレー。13500円。洗いのかかったややルーズめな薄い山吹色のモンタージュのチノ。19000円。

 わたしは、きのう買ったリーヴァイスのストーンウォッシュのデニムに、ライトグレイのノーブランドのポロ(彼が貸してくれたもの)にイエローのトレーナー。
 トレーナーが厚いせいか、ポロの上に着ると肩がこるかな。
 でも、グレイのポロを合わせるだけで、イエローが子供っぽく見えないから、多少の肩こりは我慢する。
 普通はパーカーって、肌寒い時に上に羽織るものってイメージがあるけど、彼はパーカーを基点に合わせるアイテムを決めてる。
 彼独自の理論があるんだろうけど、不思議ちゃん的発想とも言える。
 わたしが持ってたパーカーの価値観を見事に崩してくれた。ウォークマンやiPhoneの音楽プレイヤーで音楽を聴いてるときも、インナーイヤフォンの色までパーカーと合わせるためにいくつも買ってる。
 そこまでいったら、もう言葉が出ないね。

 ちなみに、彼の言葉。
 「街に行けばパーカーを着てる人には必ず出会うよね。でも、半数以上の人が50%以下しかパーカーを使いこなせてない」
 そこまでこだわったらたいしたものだよ。
 わたしもデニムなら負けない自信があるけど、パーカーはそんなに重要なものだとは思ってない。
 何をさせても独自の方法でやる。
 どんな頭をしてるんだろう。