GW二日目のきょうは、イオン・モールで遊んできました。
クレジットカードの申込書を、彼の高校時代のテニスのペアだった、ショップの店長に渡しました。
「きょう中にカード事務局に届けておくから。大丈夫、絶対に審査は通るよ。落ちたら、わたしが土下座でも何でもして通すようにするから。顧客は大切にしないと、商売はね、厳しいから」
1ヶ月くらい審査と諸手続きにかかって、それから2週間後にカードが書留で送られてくるということでした。待ち遠しいけれど、あえて忘れることにする。そうするとカードが届いた時の感動が大きいから。
それから、そのショップで春物のシャツなんかを買って、タワーレコードへ。
T-スクェアのアルバムを何枚か買いたくて。
わたしは「TRUTH」しか知らないし、GW後半に必要になるからね。
でも、在庫がないんだよ。
買えたのはT-スクェアplaysスクェアの2枚。
彼に訊くと、ザ・スクェアからT-スクェアに改名したんだって。
このアルバムは現在のT-スクェアがザ・スクェア時代の曲をリファインさせながら、なるべく原曲を壊さないように演奏したものなんだとか。
つまり、入門編には最適ってこと。
運がよかったんだよね。初期の曲を知ることができて。
でも、タイトルがすごいね。
「いとしのうなじ」、「君はハリケーン」、「脚線美の誘惑」、「ハワイへ行きたい」。
コミックバンドかと思うような。
でも曲はものすごくPOPで真面目。
彼は平原綾香さんのアルバムを手にしてた。
好きなんだよね。
平原家族とはお父さんを通じて面識があるし。
お父さんは平原まことさんといって、サックスプレイヤーだから。
「傷だらけの天使」「太陽にほえろ」「ルパンⅢ世」
そしてTV版「名探偵コナン」を吹いてる。
映画版の「コナン」は彼がEWIでリードを吹いてるんだけどね。
平原綾香さんの、クラシックに日本語詞をつけて歌っている「マイ・クラシックス」もシリーズ3枚持ってるしね。
2階に降りて、デザート王国でソフトクリームを食べて、1階のコートで、弦楽四重奏を聴いた。
うん、これはいいよ。
作曲者の意図をきちんと理解している演奏だから。
もし、そうじゃなかったら途中で席を立つのがクラシックの正しい鑑賞の仕方。
ホールでもやるの。
ましてや、きょうは出入り自由なコートでの演奏だから、席を立つのは簡単。
でも、よかったから最後まで聴いていた。
それからイオンで夕食替わりの4人前の寿司桶を2つとイカのあぶりを10皿(夜食につけると彼が買った。アネさんと看護師長の酒の肴。彼が熊本から、幻の銘酒をつてを頼って手に入れたから、患者さんのいないリラックスしたこの時期に毎晩乾杯してるから)買ってイオンとさよならした。
帰り道からずっと、彼は、
「やっぱり、クラシックっていいよね」
を連発していた。
病室で話を聞くと、自分が親の敷いたクラシックのレールを勝手に脱線してポピュラーに走ったことを後悔している。
でもポピュラーも捨てたくないし、クラシックもやりたい。
じゃあ、やればいいんじゃない、サコちゃんの弾くドビッシーやフランツ・リストを聴いてるとクラシックも十分こなせるよ、っていうと、
「ぼくも自信はある。でも日本の音楽界ってジャンルの壁がものすごく高くて分厚いんだよ。だから、例えばビジュアル系でデビューすると、一生ビジュアル系でいなければならない。70歳でもビジュアル系なんだ。例えばモーニング娘。は絶対オペラはできないよね。AKBのカーネギーホール公演なんてありえないよね。まあ、日本人はカーネギーホールを過大評価してるけど、単なるボロ小屋だからね。グランドピアノ1台をステージに上げると床がミシミシバリバリ悲鳴を上げるんだよ。木材が腐ってるの。だから演奏中に突然ピアノごとステージの床を突き破って下に落ちて、ステージに誰もいないようなことになるかもしれない。使用するときに管理している財団から万が一の注意はされるんだけどね。補修すればいいじゃないかと言ったら、歴史的建造物だから手を加えたくないんだって。日本人みたいなことを言うよね。
ぼくはポピュラーを選んだ。だから壁を越えてクラシックに行くことができない。
映画音楽を担当するのは、少しでもクラシックに近づきたいからなんだ。
クラシックが公の場でできるのは年に1度の大晦日。
ジルベスター・コンサート(POPSでいうカウントダウン・ライヴ)のみ。
今になって母親の敷いたレールをおとなしく進んで、クラシックの道に入って、職業だけは脱線して医師になればよかったって思う。もう遅いけどね」
壁を崩せばいいじゃない
ベルリンの壁を崩した張本人でしょ
「ベルリンの壁は崩せてもこの壁は無理なんだ。アーティストは自分の音楽にこだわって、他の音楽の価値を認めようとしない。ぼく一人じゃ崩せないよ。もう、ぼくはポピュラーでぼくの道を進むしかないんだ」
GW後半には楽しいコンサートがあるじゃない
わたしはクラシックだけで生きてきたから、ポピュラーが羨ましいの
自由があるでしょ
「お互いに無い物ねだりか。今はコンサートのことだけを考えるのが正しいのかもね。本当は考えたくないけど」
どうして?
「怖いんだよ。客の前に立つのがものすごく怖い。自信はゼロ。だから、コンサート当日までは思い切り遊んで考えないようにしてるんだ」
プレッシャーに弱い性格なんだ。
これでわかった。
彼は素晴らしい医師になる素質がある
絶対になれるよ。
わたしも内視カメラを患者さんに入れるのが怖い。
傷をつけたらどうしようとか、いろいろと考えるんだよ。
医師として患者さんに接するのでさえ怖い。
いつかアネさんに打ち明けたら、アドヴァイスをくれた。
「怖くなくなったら医師を辞めろ。自信を持つと医療過誤につながるんだよ、必ず。だから怖くなくなったら、この病棟を去れ。医師は何をするのも怖いと思うくらいじゃないといい医師にはなれないぞ。ベテラン看護師だって注射の針を刺す時が一番怖いって言ってる。できれば注射の指示が出なければいいと思うそうだ。志村、ずっと怖いままでいられたら、おまえはすごい医師になる」
わたしはいまだに怖い。
すごい医師になりたいから、怖さを克服しない。
彼もわたしもすごい医師になる!。
クレジットカードの申込書を、彼の高校時代のテニスのペアだった、ショップの店長に渡しました。
「きょう中にカード事務局に届けておくから。大丈夫、絶対に審査は通るよ。落ちたら、わたしが土下座でも何でもして通すようにするから。顧客は大切にしないと、商売はね、厳しいから」
1ヶ月くらい審査と諸手続きにかかって、それから2週間後にカードが書留で送られてくるということでした。待ち遠しいけれど、あえて忘れることにする。そうするとカードが届いた時の感動が大きいから。
それから、そのショップで春物のシャツなんかを買って、タワーレコードへ。
T-スクェアのアルバムを何枚か買いたくて。
わたしは「TRUTH」しか知らないし、GW後半に必要になるからね。
でも、在庫がないんだよ。
買えたのはT-スクェアplaysスクェアの2枚。
彼に訊くと、ザ・スクェアからT-スクェアに改名したんだって。
このアルバムは現在のT-スクェアがザ・スクェア時代の曲をリファインさせながら、なるべく原曲を壊さないように演奏したものなんだとか。
つまり、入門編には最適ってこと。
運がよかったんだよね。初期の曲を知ることができて。
でも、タイトルがすごいね。
「いとしのうなじ」、「君はハリケーン」、「脚線美の誘惑」、「ハワイへ行きたい」。
コミックバンドかと思うような。
でも曲はものすごくPOPで真面目。
彼は平原綾香さんのアルバムを手にしてた。
好きなんだよね。
平原家族とはお父さんを通じて面識があるし。
お父さんは平原まことさんといって、サックスプレイヤーだから。
「傷だらけの天使」「太陽にほえろ」「ルパンⅢ世」
そしてTV版「名探偵コナン」を吹いてる。
映画版の「コナン」は彼がEWIでリードを吹いてるんだけどね。
平原綾香さんの、クラシックに日本語詞をつけて歌っている「マイ・クラシックス」もシリーズ3枚持ってるしね。
2階に降りて、デザート王国でソフトクリームを食べて、1階のコートで、弦楽四重奏を聴いた。
うん、これはいいよ。
作曲者の意図をきちんと理解している演奏だから。
もし、そうじゃなかったら途中で席を立つのがクラシックの正しい鑑賞の仕方。
ホールでもやるの。
ましてや、きょうは出入り自由なコートでの演奏だから、席を立つのは簡単。
でも、よかったから最後まで聴いていた。
それからイオンで夕食替わりの4人前の寿司桶を2つとイカのあぶりを10皿(夜食につけると彼が買った。アネさんと看護師長の酒の肴。彼が熊本から、幻の銘酒をつてを頼って手に入れたから、患者さんのいないリラックスしたこの時期に毎晩乾杯してるから)買ってイオンとさよならした。
帰り道からずっと、彼は、
「やっぱり、クラシックっていいよね」
を連発していた。
病室で話を聞くと、自分が親の敷いたクラシックのレールを勝手に脱線してポピュラーに走ったことを後悔している。
でもポピュラーも捨てたくないし、クラシックもやりたい。
じゃあ、やればいいんじゃない、サコちゃんの弾くドビッシーやフランツ・リストを聴いてるとクラシックも十分こなせるよ、っていうと、
「ぼくも自信はある。でも日本の音楽界ってジャンルの壁がものすごく高くて分厚いんだよ。だから、例えばビジュアル系でデビューすると、一生ビジュアル系でいなければならない。70歳でもビジュアル系なんだ。例えばモーニング娘。は絶対オペラはできないよね。AKBのカーネギーホール公演なんてありえないよね。まあ、日本人はカーネギーホールを過大評価してるけど、単なるボロ小屋だからね。グランドピアノ1台をステージに上げると床がミシミシバリバリ悲鳴を上げるんだよ。木材が腐ってるの。だから演奏中に突然ピアノごとステージの床を突き破って下に落ちて、ステージに誰もいないようなことになるかもしれない。使用するときに管理している財団から万が一の注意はされるんだけどね。補修すればいいじゃないかと言ったら、歴史的建造物だから手を加えたくないんだって。日本人みたいなことを言うよね。
ぼくはポピュラーを選んだ。だから壁を越えてクラシックに行くことができない。
映画音楽を担当するのは、少しでもクラシックに近づきたいからなんだ。
クラシックが公の場でできるのは年に1度の大晦日。
ジルベスター・コンサート(POPSでいうカウントダウン・ライヴ)のみ。
今になって母親の敷いたレールをおとなしく進んで、クラシックの道に入って、職業だけは脱線して医師になればよかったって思う。もう遅いけどね」
壁を崩せばいいじゃない
ベルリンの壁を崩した張本人でしょ
「ベルリンの壁は崩せてもこの壁は無理なんだ。アーティストは自分の音楽にこだわって、他の音楽の価値を認めようとしない。ぼく一人じゃ崩せないよ。もう、ぼくはポピュラーでぼくの道を進むしかないんだ」
GW後半には楽しいコンサートがあるじゃない
わたしはクラシックだけで生きてきたから、ポピュラーが羨ましいの
自由があるでしょ
「お互いに無い物ねだりか。今はコンサートのことだけを考えるのが正しいのかもね。本当は考えたくないけど」
どうして?
「怖いんだよ。客の前に立つのがものすごく怖い。自信はゼロ。だから、コンサート当日までは思い切り遊んで考えないようにしてるんだ」
プレッシャーに弱い性格なんだ。
これでわかった。
彼は素晴らしい医師になる素質がある
絶対になれるよ。
わたしも内視カメラを患者さんに入れるのが怖い。
傷をつけたらどうしようとか、いろいろと考えるんだよ。
医師として患者さんに接するのでさえ怖い。
いつかアネさんに打ち明けたら、アドヴァイスをくれた。
「怖くなくなったら医師を辞めろ。自信を持つと医療過誤につながるんだよ、必ず。だから怖くなくなったら、この病棟を去れ。医師は何をするのも怖いと思うくらいじゃないといい医師にはなれないぞ。ベテラン看護師だって注射の針を刺す時が一番怖いって言ってる。できれば注射の指示が出なければいいと思うそうだ。志村、ずっと怖いままでいられたら、おまえはすごい医師になる」
わたしはいまだに怖い。
すごい医師になりたいから、怖さを克服しない。
彼もわたしもすごい医師になる!。