外来から回されてきた患者さん、昨日の(つい先ほど)夜に山を迎えて、危うく命を落とすところでした。

 総合診療医の不思議ちゃんが先々を読んで処置を行って、生命をつなぎました。

 もう少しで天に召されるところでしたが、神様にも、連れて行ってもいい人と連れて行ってはいけない人がいますからね。

 これから徐々に回復して行くことのできるよう、わたしたち医師はサポートすればいいだけですから。というより、それしかできないというほうが正しいと思います。


 でも、内科医が、たとえ1年生であっても、マイコプラズマ肺炎を風邪だと確定してしまったのか。

 風邪で41℃の高熱が続きますか?。

 風邪の咳は乾いた咳ですか。乾いた咳が二週間続いたというだけで、風邪ではなく肺炎を疑うはずですけど。

 医大で何を習ったんだか。

 危うく死ななくてもいい患者さんを殺すところでした。

 肺炎の確定だけでもして、この病院を紹介してくれればいいんです。

 最後まで自分で解決しなくても、専門病院に回せばいいんですから、負担は軽いでしょう。本当にふざけたことをしてくれて。

 それで死ななくてもいい患者さんを殺してどうする。

 医者ってとても危険な職業です。

 できることとできないことがあるということを知るべきです。

 できないことにぶつかれば、紹介状を1部書いてくれれば、できる医者が動きます。


 これから、経験したことのない寒波がサンタクロースと共にやってくるみたいですから、すべての患者さんに共通して、大きな山がくる。


 わたしは、今回のマイコプラズマ肺炎で一人も天に召されることのないようにすると一人目の患者さんが搬送されたときに決めました。

 だから、誰一人、絶対神様が連れて行けないようにします。

 腕を引っ張っても引き戻す。


 治療に行ってきます。

 紺野という優秀な看護師が相棒ですから、恐れることは何もありません。