悩んでいます。
聴いてください。
とうとう、わたしにもきてしまいました。
我慢をしようと思っていました。
わたしが我慢をすればそれで済む。
でも、もう限界です。
すべてをお話いたします。
『月光仮面』のテーマ・ソング「月光仮面は誰でしょう」。
歌いだしがいきなり、
♪どーこーのーだーれかーは しーらなーいけれどー
だーれもーが みいんな しーっていーるー♪
知らないけれど、知っている。
知らないけれど、知っているって、知らないんですか?
それとも知っているんですか?
どっちなんですか?
考えると一週間も眠れません。
悩んでいます。
それに「正義の人・月よりの使者」ではなくて、「正義の味方・月よりの使者」だそうです。
正義の味方、つまり正義に味方をする。
正義の人のヘルパーさん。
正義の人が悪者をいい加減ボコボコにした後で、やっと手を出すのがヘルパーですが、どう見ても、我先に手柄を求めているとしか見えません。
あなた、私立探偵の祝十郎さんでしょ。
今はラーメン・チェーンを経営していますよね。
出前はやっぱり月光仮面の姿で、ホンダのミニキャブですか?。
自動車で逃げていく悪者をホンダ・ミニキャブで必死に追いかけて、追いついたら、「憎むな・殺すな・赦しましょう」。
だったら最初から追いかけることはないじゃないですか?。
ミニキャブだってオイル代がかかりますよね。
排気ガスも出るし、正義の味方が環境破壊をしていいんでしょうか?。
食事がのどを通らないほど、悩んでいます。
『遊星王子』(昭和33年11月11日~昭和34年9月4日 放映)
遠い星から、地球を救うためにやってきたヒーローですが、地球上では、路上で靴磨きをして生活しています。
事件が起きると、遊星王子となって、協力してくれる新聞記者とともに戦いますが、遊星王子のコスチュームは顔が丸見えです。
新聞記者は、ネタを捜す傍ら、遊星王子の地球での仮の姿の時に、しょっちゅう靴を磨いてもらいにやってきます。
新聞記者は靴磨きのワクさんが遊星王子であることを知りません。
自分がいつも一緒に活動しているなら、遊星王子の顔ははっきりと覚えているはずです。靴を磨いてもらいに通っていて、靴を磨いているワクさんが、遊星王子本人だと、どうして気付かないのでしょう。
新聞記者として失格だと思います。
目が節穴なのでしょうか。
よく、そんな記者を雇ってくれる新聞社がありますよね。
もっと深刻なのは、私服のワクさんは、ものすごく弱い人なのに、全身タイツ1枚着ただけの遊星王子はものすごく強い。
と、いうことは『とんねるずのみなさんのおかげです』のモジモジくんは遊星王子みたいに強いのですか?。
『遊星王子』はTVでは、グルメ・リポートや、『ぶらり途中下車の旅』のリポーターの村上不二夫さんですが、劇場版では梅宮”アンナ・パパ”辰夫さんでした。
大切な娘さんが、羽賀健二という悪者に奪われた時に、どうして変身して戦わなかったのでしょうか?。
考えると、仕事が手につかなくなります。
悩んでます。
『少年ジェット』(昭和34年3月4日~昭和35年9月28日 放映)
テーマ・ソングに悩んでます。
♪しーろーいマフラーは 正義のしるし♪
白黒で製作された作品です。
どう見ても、マフラーは白く見えません。
くすんだグレーで、思わず、ちゃんと洗濯してる?
洗濯洗剤を変えたほうがいいよ、ブルー・ダイヤに。
と言いたくて、言えないでいます。
スクーターに乗り、いつも相棒のシェパード「シェーン」を連れていますが、えさを与えているシーンがありません。
「シェーン」は、ゴミステーションをあさって、お腹を満たしているのでしょうか。
また、必殺技の「ミラクル・ヴォイス」。ウー、リャー、ター、と叫ぶだけで敵が吹き飛び、倒れてしまう。素晴らしいと思います。
少年ジェットは、放映終了後、万引きをして捕まりました。
自分に対して「ミラクル・ヴォイス」をなぜ使わなかったのですか?。
警察官に連行される時にも、使えば逃げることができたと思うのですが?。
お手洗いでも、悩んでいます。
『実写版 鉄人28号』(昭和35年2月1日~昭和35年4月25日 放映)
テーマ・ソングに悩んでいます。
♪ 光るあの眼が 呼びかける 正太郎は英雄だ
不敵な夢は ラジコン操縦 ♪
ラジコン操縦が”不敵な夢”なんですか。
”不敵な夢”って、いてもたってもいられなくて、一点突破の機会をうかがうってことだと、広辞林に載ってます。
そんなにラジコン操縦がしたいのなら、ウチの不思議ちゃんと友達になれば?。
彼はゴジラとかモスラの幼虫とか、フェラーリF1、帝国海軍戦艦大和の2mもあるラジコンを持ってます。
彼は見返りを求めずに、したいだけラジコン操縦させてくれますよ。
その代わり、彼にも鉄人28号を操縦させてあげてください。
プレイステーション2で鉄人を操縦して、
「本物はもっとすごいんだろうな・・・・・・」
とため息をついています。
『まぼろし探偵』(昭和34年4月1日~昭和35年3月27日 放映)
テーマ・ソングに悩んでます。
♪ 赤い帽子に黒マスク 黄色いマフラーなびかせて ♪
白黒放送でしたよね。
赤い帽子に黒マスク、と言われても、帽子とマスクの色は同じにしか見えません。
劇場版も白黒だし。
マフラーだって、黄色ですと言われても、完璧にくすんだグレーです。
少年ジェットと二人で洗濯しなさい。
♪ 親に心配かけまいと あっという間の早業で
二挺拳銃火を噴けば 悪者最後の時なのさ ♪
親に心配をかけたくないのなら、危険な探偵なんて辞めてしまいなさい。
二挺拳銃なんて子供が持ってはいけません。
特殊電波ピストルという発明品で、弾丸は出ないで音波で悪人を懲らしめるから、
心配ないさー!
あなたは大西ライオンですか。
心配で心配で、お手洗いもろくにいけません。
悩んでます。
『七色仮面』(昭和34年6月3日~昭和35年6月30日 放映)
テーマ・ソング
♪ 七つの顔のおじさんの ほんとの顔はどれでしょう ♪
歌っているのは「小鳩くるみ会」という少年少女合唱団。「月光仮面は誰でしょう」と同じグループだそうですけど、子供なんだから、素直に、七色仮面本人に訊いてみてはどうだろう。笑顔で教えてくれるよ。
第二部になって、大笑いしながら登場するけど、何がそんなに面白いんですか?。
わたしは訊いてみます。彼が千葉真一さんと知り合いなら、ですけど。
『怪傑ハリマオ』(昭和35年4月5日~昭和36年6月27日 放映)
うわっ、カラーなんだー。すっごーい。
って、第5回放送分までだけかいっ!。
65回も放送があって、最初の5回だけがカラー。
驚かせるなよー。
びっくりしすぎて、床に伏せったよ。
わたしは身体が弱くて、心臓も弱くて、連続48時間しか働けません。
『恐怖のミイラ』(昭和36年7月4日~昭和36年10月3日。
エジプトの太陽王ラムセス三世のミイラに、自ら発明した蘇生薬を飲ませておきながら、夜な夜な、ミイラが街をさまようと、警官隊の出動を要請してミイラを追い詰める科学者。
ミイラだって、散歩に出たい夜もあるって。自由に散歩させてあげようよ。
朝には研究所の棺にちゃんと戻ってくるんだから。
最終回には、とうとう銭湯の煙突の上まで追い詰めて、足を滑らせたミイラは落下して息絶える。
そこまで追い詰めなくてもねー。
科学者と警官隊のみなさん、あなたたちは王様を殺したんだよ、王様を。
罪は重たいよー
なんで、こんなハチャメチャな記事を書いたか、というと、病棟のクリスマス会のネタにしようと思ったからです。
患者さんの年代が、『月光仮面』以下、モノクロ時代のヒーローに熱中した世代なんですよ。
製作サイドと視聴者サイドの間の暗黙の了解の上に成り立っていることばかりですが、あえてそれを取り上げて突っ込んでみると、笑ってくれそうな気がして。
それに、明日をも知れない命を必死で生きてる人々ですから、小さい頃の自分を回想することで、ガキ大将のような腕白な自分に戻ってくれそうな気もして。
彼にいろんなDVDを観せてもらわなければ、できないネタだし、それに突っ込みを入れて笑いの素材にするのは、悪いな、とは思いながらしてみました。
正直、まだ、これをやるか、何か他のことを考えるか、迷っているんですけどね。
いきなり、おかしなことを並べ立てて、おどろかせてしまって、申し訳ございませんでした。