きょうのツレは落ち込んでいます。
正確に言えば、きのうの深夜、女優の伊藤裕子さんのブログを読んでから。
ご報告、として、一般人の方とご結婚されたこと、妊娠6ヶ月であることが書かれていたから。
ツレは、女優さんとして、伊藤美咲さん、吉瀬美智子さん・伊藤裕子さん。
アイドルとして、ほしのあきさん、篠田麻里子さん
の大ファンで、特に伊藤さんはデニムのはきこなしにこだわってるって、いつも口にするし、出演したドラマはヴィデオに録画するか、DVDになっていれば必ず、BOXでも買うようなマニア。
吉瀬さんのときは、妊娠を伴わない結婚だったから、素直に喜んであげていた。
でも、伊藤美咲さんも、確か妊娠何ヶ月かで、ものすごく落ち込んで、食事がのどを通らないような状態でね。
やっと立ち直ったら、ほしのあきさんが妊娠3ヶ月で、いつも使っていたほしのさんの抱き枕をゴミに捨てた。
ほしのさんと恋愛関係になれるPSPのゲームも売った。
それで、立ち直ったのね。
直後に、きのうの伊藤さんだよ。
本当は祝福してあげたいんだけど、ツレみたいな敬虔なプロテスタントは律法がすべてだから、婚前交渉による妊娠というのは、何よりも赦せないことなのね。
多分、今週末には新居に戻って、伊藤さんのDVDと写真集をすべて売り払うよ。
全部で10円かもしれない。
でも金額じゃなくて、想い出の中から消去したいだけ。
きょうも、ほんとうにおかしい。
相当なダメージなんだろうね。
午前の巡回に出るときに、iPadにスタッフ・ステーションのPCから、担当患者さんの電子カルテをダウンロードし忘れて、なおかつiPad自体を持たずに巡回に出た。
道路の雪がきれいに消えたから、タイヤ交換で6万円損しなくてよかったね、って言っても、3分くらいしてから、
「うん」
重症だ。
このまま放っておいたら、うつ状態になりかねない。
何とか、篠田さんと、特撮映画に話題を集中させよう。
目もうつろだし、朝食も昼食も夕食もほとんど食べることができないし、
予約診察だった耳鼻咽喉科でも、いつもなら診察や処置が終ると、元気よく、
「ありがとうございました!」
受付で処方箋をもらって会計を済ませると、
「ありがとうございました!」
それがきょうは、ぼそっと、何を言ってるかわからない程度。
いろいろ、わたしも考えたの。
それで、試してみた。
もし、伊藤さんとサコちゃんの立場が逆だとしたら、どうだと思う?
「逆?」
そう
伊藤さんがサコちゃんのことがすごく好きで、将来をともにしたいと考えている
でも、サコちゃんは、わたしを選んだ
伊藤さんはサコちゃんとわたしを恨んだり、落ち込んだりするかな
わたしは、伊藤さんって、TVの中でしか知らないよ
でも、さばさばとした性格が素敵な女性に見える
だから、サコちゃんのことを祝福して、自分はそっと身を引くと思うな
それができる素敵な女性だよ
しばらく、だまって考えていたサコちゃん。
「うん。そうだよね。彼女はそんないじいじしてないんだよ。ぼくがドラマの音楽で、伊藤さんが出演者で、打ち上げのときに話す機会があったけど、ボーイッシュな性格で、気さくで、素敵な女性だった。共演していた、ミッキー・カーチスさんという、偉大なロックンローラーが、ぼくの耳元で、「おいっ、そのまま落とせ。彼女となら理想の友達同士家庭が作れるぞ。ほら、男ならいけっ、チャンスを逃すな」なんて言ってくれて。さすがにそれはできなかった。距離をおいて見ていたい人だったんだ。
そうだよね、彼女はきっと祝福してくれる」
婚前交渉での妊娠については、プロテスタントだけが律法で禁じられているんだよ
だから、伊藤さんのことも伊東さんのことも、ほしのさんのことも全然問題はないからね
伊藤さんとほしのさんを素直に祝福してあげよう
「祝福して、きっぱりと忘れるよ。ブログは読むけど、写真集やDVDはすべて売る。全部売っても10円か20円だけど、東日本大震災の義捐金にする」
伊藤さんって、わたしと同年齢でしょ
わたしを伊藤さんだと思ってくれればうれしいな
それと、篠田さんがセンターになるでしょう
CDを買って、応援しようよ
あと十日もすれば、篠田さんが表紙モデルの男性ファッション誌「smart」も発売されるし、サコちゃんは毎号読んでるでしょ
今月も買わないと
「そうだよね。ぼくにはきみと言う一番大切な女のコがいる。本当ならきみだけをみつめていなければいけないのに、篠田にちょっと浮気してる。律法に触れてるね」
そんなことないよ
単なる篠田麻里子ファンでしょ
別にわたしと離婚して、篠田さんと結婚しようとしてるわけじゃないし
それなら、わたしは西田敏行さんが好きだよね
わたしも律法に触れていることになるよ
ファンというのは許されてるんだよ
大丈夫だって
伊藤さんの幸せを願ってあげよう
「そうするよ。きょうのぼくはどうかしてた。反省する」
じゃあ、リクエストするね
斉藤由貴さんの「夢の中へ」を弾き語りしてみて、そうすればサコちゃんの心も、わたしの心も元気になれるから。
「斉藤由貴じゃなくて井上陽水さんじゃ、ダメ?」
ものまねするつもりでしょ。それにキーが低くて、サコちゃんが歌うと聴きにくいから
でも、なんで斉藤由貴が歌ってるのを知ってるの?
「サコちゃんがCD聴かせてくれたでしょ、ぼくの同志だ、って」
そうだった?ね
「尾崎豊は坂本龍馬で、斉藤は木戸孝允、ぼくは新島襄ってとこ」
「じゃあ、斉藤由貴と尾崎豊の冥福を祈って歌うよ」
じゃあ、続いて、生活保護受給者という立場で、人生のどん底を経験していた頃、いつも歌っていた歌を
サコちゃん、歌はうまいよ。でも、ひとつだけ、言ってもいい?
「なに?」
「尾崎豊さんの冥福はいいけど、斉藤由貴さんはまだ死んでないから」
「あー・・・・・・ミスった」
「でも、尾崎ももう二十年だよ。自分だけ先に行きやがって、バカヤローが。戦いを放棄するなんて・・・・・・それでもぼくは、この間違った世の中と闘い続けるぞ。おまえの分まで」
彼はぽつりと呟いた。
ところで、新島襄って何をした人かご存知ですか。
同志社大学在校・卒業生はもちろん知ってますよね。
同志社大学の前身である、同志社英学校の創立者。つまり同志社大学の生みの親ですからね。
彼がどうして同志社英学校を創立したか。それには、若き日の彼の話をしなくてはなりません。
それは、明日にでも、ゆっくりとサコちゃんがとても詳しいので話します。
"Early Autumn"も話を終らせないとね。
こうして、再びサコちゃんは立ち直りました。
伊東美咲さんも、吉瀬美智子さんも、ほしのあきさんも、伊藤裕子さんも、彼が大人になるための、青春の幻影だったんだよ。
いわば『銀河鉄道999』のメーテル。
別れの日は遅かれ早かれ必ず来る。
でも、きょうも言ったよね。
わたしという一番大切な女のコがいる、って。
言ったよ、確かに。
絶対に言った。
幻聴じゃなくて、本当に言ったよ。
やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。