以前、ぼくは、バイクに乗っていた。
もう、10年前。
最後に乗ったV-MAXを事故って廃車にしてから
乗ってない。
それから、ほどなく結婚して、
子供も生まれて。
妻からは、バイクに乗るんだったら、
私を必ず、後ろに乗せろと、
無理なことをいう
僕にとって、バイクは、
自分に足りない部分を補ってくれる
何も言わない僕のシモベだった。
エンジンの鼓動を、感じながら
生きるって、精一杯動くことって思ったし
事故ってしまうかもしれない恐怖感は、
死という危険は、常に隣合せにあるということを感覚的に教えてくれた。
バイクは、僕を・・・
退屈な、そして、力足りない自分を感じている生活から、非日常の世界に誘って(いざなって)くれた・・
唯一の存在だった
僕は、いま、バイクに乗っていない。
けど、あの時にバイクと共に感じた感覚は、
いまでも残ってる。
