先日さ
オレが勤めている病院で
手術直後から状態が急変して
その翌日に患者が亡くなるっていう事があった
オレのオペでは無かったんだけど
かなり病院がバタバタしていた
高齢者の手術だから
当然そういうリスクはあるわけだし
家族にも万が一の事が起きる可能性は話をしてあるにしても
気持ちが良いモノではないよね
患者の家族が解剖を希望しなかったから
結局どうして亡くなったのかは
原因が明らかにはならなかった
急性循環不全
としか診断できないわな
オレは2000件以上の手術を自分でマネジメントしてきているけど
術死っていって
手術後24時間以内に患者が亡くなったことはない
ただ術後2週間くらいで思いもよらず
患者さんが亡くなった事はある
そう言う時にオレが心がけているのは
積極的に家族とコミュニケーションをとる
って事
自分から家族に電話したり面会したりして
自分たちが何が分かって
何が分からないのか
対処のしようがあったのかどうか
などの情報をキチンと説明する
当たり前のようだけど
その場になると
そういう説明責任から逃げる医者って多いのよね
たとえ自分が病院にいない時だったり
早朝深夜であっても
患者の家族としっかりコミュニケーションをとれば
トラブルになる事は少ない
むしろ先生に診てもらって良かったです
って言ってもらえる事も多い
医者だからって全てのことが分かるわけじゃない
想定外の時には
真摯にその事案に向き合うって事が
大事なのかもね