今はさ
直美だなんだって言って
大学とか大きな病院の医局に属さずに
医者をやるやつも多い
んじゃ
大学の医局に価値が無くなったのか?
っていうと
昔よりも力は無くなっただろうけど
価値は依然としてあるとオレは思う
むしろ
なんのキャリアもない医者が増えていく中で
しっかりと医局で勉強してから
独り立ちする医者の価値は上がっていくだろう
オレは後輩たちに
医局でもらえる三種の神器をゲットしてから辞めろ
って教えている
それは
学位
留学
専門医
の三つの事
医者の仕事ってのは
なにかが壊れているものを治す
っていう仕事なんだよね
一方で研究ってのは何もない所から何かを作り出す作業
考え方のベクトルが臨床と研究では違う
だから大学院に行って研究して論文を作って学位をとる
っていう行動は絶対に医者はやっておいた方がイイ
留学も絶対に行った方がイイ
短い人生をこの狭い日本でだけ過ごすなんてもったいない
どこでもイイから海外に出て苦労して生活するっていう経験は
大学医局にいる若い時代に必ずやっておいた方がイイ
そして専門医
大きな医局で教授や先輩たちが責任をとってくれる環境で
いっぱい失敗していっぱい怒られて
逆に後輩たちに指導して
自分の専門を確立する
その結果として学会が認定する専門医を取る
ここまでやれば
美容だろうが開業だろうがフリーランスだろうが
どこに行っても大丈夫だよ
この三種の神器をゲットするまでに
十分医療界にも貢献できるはずだからね
しかも
この三種の神器をゲットしたやつは
変な方向には行かないモノなんだよね
若い先生には頑張ってほしいものですな~