オレがアメリカに留学した


20代の頃


アメリカで最初に会った日本人の医者に


お前は何本英語論文書いてるんだ?


って聞かれて


一本もない


って答えたら


クソだなお前は


英語論文書かない医者なんかクソだ


って言われて衝撃を受けた


それまでも


それなりに臨床も頑張ってきたつもりだったし


医局から20代でアメリカに行かせてもらえるくらい勉強してきたつもりだった


だけど


英語論文を書いていなかったことは確かで


しかも


学術的な世界では


英語論文がないって事は


何もやっていない


何も発信していない


って事と同じ


そう考えたら


ぐうの音も出なかったね


医者が毎日診療で使っている知識や手技ってのは


過去の医者達が積み上げて


英語論文として残してきたもの


それを使ってメシを食っているのに


自分が英語論文を書かないっていうのは


医学の発展に1ミリも貢献していないってことと同じなんだよね


だから


医者はどんな環境にいようと


勉強して


得られた知見は


英語論文にしていかなくちゃいけない


そう思ってオレは留学して以来の15年を生きてきた


大学にいようが


開業しようが


フリーランスになろうが


やろうと思えばいくらでも書けるからね