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311だね

 

東日本大震災から13年

 

亡くなられた方のご冥福をお祈りする

 

もう何回も書いてるんだけど

 

震災の記憶を忘れないために

 

当時オレが何をしていたかを振り返ってみる

 

オレは当時都内の大学病院の救命センターで働いていた

 

まぁ医局からの出向って形だったから

 

救命センターっていってもお手伝いくらいで

 

自分の科のオペとかをメインにしていたんだけど

 

地震が起きた午後はちょうど外来中だった

 

急な揺れでボロい大学病院だったから壁にもひびが入ったし

 

パーテーションもぐにゃりと曲がった

 

診察中だった患者さんと一緒に机の下に入って揺れが収まるのを待った

 

大変だったのはそれから

 

病院は停電になってエレベーターもレントゲンも動かない

 

だけども救命センターには患者が搬送される

 

都内は怪我人は多くなかったんだけど

 

三次外傷が運ばれてきて緊急オペ

 

夕方までなんとかオペを終わらせて医局に戻ったら

 

津波に全部流された後だった

 

その時に初めて

 

地震が来ると津波が来るんだって実感したよ

 

千葉のコンビナートも燃えててね

 

こりゃこの世の地獄かと思ったね

 

それからの一週間は二次災害もあって

 

三次外傷がどんどん運ばれてきて大変だった

 

まぁあの経験は

 

災害医療の一端にかかわったという意味ではいい経験なんだけど

 

あんまり何度も経験したいものではないわな

 

とはいえ

 

南海トラフ地震は必ず来るから

 

その備えは大事なんだけどね

 

それにしてももう13年か

 

早いもんですな