医師の働き方改革とかいって

 

厚生労働省が主導していろいろな規制を作ってきているけど

 

ぜんぜん現場の感覚とずれているから

 

医者の労働条件が良くなるわけがない

 

そもそも日本の医療なんて

 

医者の倫理観とサービス精神によってのみ支えられているんだから

 

システムでしっかりと管理するなんてことは

 

ほとんど不可能なんだよね

 

本気で国や厚生労働省が医師の働き方改革を成し遂げたいのだとすれば

 

一番やらなくちゃいけないのは

 

大学病院における不当に安い医師の報酬を一般病院と同じレベルにする

 

って事だよ

 

一般病院における医者の給与は

 

週に4日勤務で年収1200-1500万

 

週に5日勤務で1500万から2000万が相場

 

それに対して

 

大学病院は

 

研修医で年収300-400万

 

10年目前後で600-800万

 

教授になっても1000万くらいしかない

 

約半分くらい

 

これは症例を経験できるとか

 

研究が出来る

 

出世が見込める

 

などの付加価値を逆手にとって

 

不当な値段で働かせているって事なんだよね

 

んじゃ

 

その大学病院を主導してるのはどこか?

 

厚生労働省と国だろうよ

 

自分たちが主導で大学病院の医者を低賃金で働かせておきながら

 

食えない医者が外病院にバイトに出て

 

長時間労働によってなんとか食いつないでいるのを

 

働き方改革とかいって規制するなんて

 

ちゃんちゃらおかしいよ

 

オレは10年以上病院経営をやってきて

 

働かないカスみたいな医者にも高い給与を払ってきたし

 

それでも黒字を出してきた

 

大学病院は一般病院では考えられないくらい安い給与で医者を働かせておきながら

 

赤字にあえいでいるし

 

今でさえ赤字なんだから医者の給与を上げられない

 

なんてアフォなことを言っている

 

医者の労働環境を変えるためには

 

中核となる大学病院の労働環境を変えるしかない

 

そのためには一般病院と同じだけの給与を払って初めて

 

負のサイクルを止められるんだよ

 

んなこと誰もわかっているし

 

国やお役所も分かっているはずなのに

 

そこには言及しないんだから

 

本気で医師の働き方改革なんて

 

する気ないんだろうね~

 

やれやれ